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2010年9月

家出少女ヒナ! 今日は

どんな一日になるのかすっごく

楽しみ↑↑

みんなは今日はどんな一日になりそうかな??cute

神様探さなきゃwwって感じだし…wscissors

おなかすいたし…

元気がでませーん↑wobbly

みんなは元気かな??happy02

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家出少女 其レモ恋ト言ウ5

第5話:終リト始マリ

――何をしている人なの?
「教えない」
――どうして私を誘ったの?
「暇だったから」
――名前、教えて?

「内緒」
「…ケチ」

そう言って、冷たく重たい扉に背中を預け、男は煙草を吸いながら意地悪く哂(わら)った。
細川奈那子(ほそかわななこ)の問いには、何一つ答えてはくれない。
まさに「発情」という表現でしかなかった情事。
電気店の非常階段で、夕刻にはまだ遠い時間に男と抱き合った。
睦言ひとつない本当に身体だけのセックスだった。
が、こうして、事後奈那子はなんとなくその場に留まっていた。

    ☆
『どう?…変わりない?』
「うん、大丈夫よ。そっちはどう?楽しい?」
『楽しいわけない…でしょ仕事だよ?』
「うふ、そうでした」

奈那子の自宅は、中古のワンルームマンション。
そろそろ引越しを考えていたけど、いつかは彼と一緒に住むのだから暫くはこのままだ。
絨毯敷きの床に座り、ベッドに寄りかかって、彼の声に耳を傾けていた。
少しだけ遠い電話。
途切れ気味の声を聞き逃すまいと、奈那子は携帯電話を強く耳に押し当てる。
彼が居るのは、電波の入り辛い建物の中だろうか。
結局、週末に彼-飛田安彦(とびたやすひこ)-とは逢えず仕舞いだった。電話した翌日、急な出張が入ったらしい。
何でも支店の営業がインフルエンザに感染して、4人中2人がダウン。以前研修でその支店に居たことのある彼が、出向くことになったのだ。
それを聞いたとき、正直、ほっとした。
奈那子の身体に、うっすらと残る跡。それを飛田に見られたくなかった。
逢えば、求められる。
好きだから、拒まない。
でも、抱かれたくなかった。
あの男との一度だけのセックスが、今でも忘れられないからだ。
扉一枚隔てた向こうには喧騒があって。
なのに、こちら側では、まるで発情中の動物のように、あさましく交わった。
あの指が、膣(なか)で蠢いて、奈那子の一番感じる場所を探し当てて、激しく抉った。
押さえきれない声が、自分の聴覚をも刺激した。
躊躇(ためら)いなく、突き刺された肉。とても硬くて、長くて、熱かった。――物凄く興奮した。
思い出すだけで奈那子の最奥は、じわりと濡れる。
大好きな男と電話している今、このときも。

『寂しく…ない?』
「寂しいわよ。安彦さんは寂しくないの?」
『…俺も寂しい』
「だから、早く帰ってきてね。待ってるからね」
『うん、そしたらデートしよう…ね』
「うん。安彦さん?」
『ん…?何?』
「大好きよ」
『うん、俺も…大好き』

ズキンと痛んだのは良心だろうか。
言葉にしないと、いけない気がした。
確認しなければ、全てを放り出してしまいそうな、そんな予感がした。
口では「好き」と言いながら、心はあの男を求めている。
もう、気持ちは引き摺られていた。
飛田のことは、勿論好きだ。結婚の約束を今更反古にする気はない。
が、あの男にもまた逢いたいという気持ちがある。

(まるで、中毒だ)

眼に焼きついた男の顔。シニカルに哂(わら)いながら、奈那子の心と身体を愉しそうに蹂躙して、気が済んだとばかりに何処かへ行ってしまった。

『暇だから』

そんな人を莫迦にしたような理由で誘惑して、簡単について行った奈那子もまた、相当の莫迦だと思う。
それでも、あの手が欲しかったのは事実で。
強く揉まれた臀部にはまだその感触がまだ残っているようだった。
「もっと、もっとして」と強請(ねだ)ったのは奈那子の方で、淫乱と言われても否定できない。
乱暴に、きつく、男の指の跡が付くくらい。痛みが快感に変わるなんて、奈那子は知らなかったのだ。

『ナナコ…なんか、あったの?昨日も…遅かったみたいだけど』
「え?ああ、えっと、棚卸の数字が合わなくって付合せし直してるの」
『付合せ?…』
「棚卸して出した数字と、伝票の数字とを比べることよ。誤差はどうしても出るんだけど、差がでかすぎるとどっかで何か間違ってるの。その原因を調査中なのよ。心配かけてごめんなさい」
『ふう…ん、大変そうだねぇ』
(…嘘よそんなの)

奈那子は、心の中でひとりごちた。
本当は捜しているのだ、あの男を。奈那子がした質問を全部スルーしたくせに、言いたいことだけ言って、去った男を。

「最初は、突然」
「え?」
「次は偶然、そしてまた逢えたらそれは、必然だ」
「突然で、偶然で、…必然?」

何の前触れもなく、男が言った言葉を鸚鵡(おうむ)返しに、奈那子は呟いた。

「誰の言葉?そんなの全然聞いたことないわ」
「俺の。今考えた言葉。格好いいだろ?」

可笑(おか)しそうに、男が言った。

「次、出逢えたら全部教えてやるよ」

悪趣味な冗談かもしれない。気まぐれに言っただけかもしれない。
けれど奈那子は、本気にしてしまった。
だから、仕事が引けたあとその界隈を歩き回っていて、つい終電になってしまい飛田に心配されてしまったというワケだ。

長電話を終わらせて奈那子はベッドへ突っ伏した。
電話の間中ずっと疼いていた処へ、おそるおそる指を伸ばして、夜着の上からそっと、なぞる。
湿っているのが判った。そして、今度は、直接触れてみた。

(んん…ぬるぬるだ)

自慰なんて、そんなに好きじゃなかったのに。
探った指が、愛液で濡れそぼっている。
すっかり緩んだ秘部は、奈那子の指をやすやすと飲み込んだ。

(…足りない、全然、足りないよぅ)
「…ふぅ、…んん、んぅ…」

もじもじと、腰が指を含んだまま揺れた。
白くて長い綺麗な指が、体液で汚れていく。

「は、…あッ!」

奈那子の身体が、びくりと跳ねた。
偶然探り当てた、場所。
そこを圧すと、じんわり尿意があった。

「あ、う」

開きっぱなしの口。乾いた唇を舐める。
執拗に、弄った。
痺れるような不思議な感覚に支配されていく。
淫猥な水音をたてて膣をやや乱暴に犯す、指。
空いた手で、肉芽を剥いて露出させ、刺激する。
奈那子はぎゅっと目蓋を閉じて感覚だけを追った。

「ああ、あ、あッ…んん!」
(ふうん、ここがいいのか)

男の、声がする。
揶揄するように、男は言った。

「…そうよ、あ、うぅ」
(じゃあ、もっと弄ってやるよ)
「ああん!」
(やーらしいなぁアンタ。悦(よ)さそうに俺の指、しゃぶってる。きゅうきゅう、締め付けてくる…)

咽喉の奥で、哂う。

(アンタ、ホントに淫乱だな…)

幻聴だと判っていても、悔しくて、悲しくて、切なくて、虚しくて、――気持ち良くて涙がこぼれた。

     ☆

何の予定もない、休日。
奈那子はアテもなく、街を彷徨っていた。
昨日まで曇っていた空も眼が痛くなる程の晴天。
新品のワンピースとおろしたばかりのパンプス。しっかりとメイクも施した。
偶然出逢った、界隈。
ここでしか、再会できない、そんな気がしていた。だから奈那子は今日も近辺を探す。
だが、神様はそう簡単に奇跡を用意している筈もなく、慣れない靴を履いた所為で、靴擦れを両足に作ってしまった。ストッキングも、伝線している。
足元がふらついて、傷口に靴が触れた。

「…痛ぁ」
(…なんか私ボロボロ?)

   
    
 
自嘲じみた笑みが顔に貼りつく。こんなになってまで、自分はあの男に逢いたいのだ。
深い溜息をついて、あたりを見回した。

(まず、どこか座って休めるところへ行こう)

重たい足を引き摺って、奈那子は歩き出した――そのときだった。

「――なんでしょ?ズルイ!今度あたしも連れて行ってよ」
(え…?美奈子?)

よく通る声。
間違いようもない、聞きなれた声は従姉妹のそれ。
雑踏で、奈那子の眼に飛び込んできたのは、恵川美奈子(えがわみなこ)の後姿だった。
そして――。
そして、その傍らに立つ長身の、見覚えのある、男――。

「――え」

奈那子は、ゆっくりと、瞠目した。
ガツンと、後頭部をしたたか殴られたような――衝撃だった。

(どうして?!)

どうして!
何故!
そんな言葉ばかりがぐるぐると脳髄を廻っている。

(なんで、美奈子とあの男が一緒にいるの?!)

茫然と立ち尽くす奈那子の身体は、まるで凍りついたように、動かない。
声も、出ない。
連れ立って歩き出すふたりの姿から、眼が離せなかった。
その視線に気付いたように、男が振り返って――。

「おい、美奈。うしろ」
「へ?うしろって…」

振り返った美奈子が、瞠目する番だった。

「ナコちゃん!?」

満面の笑顔で、自分の傍へ駆け寄って、くる。
奈那子は、今自分がどんな表情をしているのか、判らない。

(こないで)
「ナコちゃん、ぐうぜーん!」
(来ちゃ駄目だ)
「やっだ、どうしたの?今日お休みなんだ?」
(お願い、こないで…)
「ナコちゃん?」

ごくんと無理矢理、唾を飲み込んで口を湿らせた。

「あ…の、美奈子、彼は?」

美奈子が男の方に顔を向け、再び奈那子に向き合って照れくさそうに笑う。

「前に話した人よ。無事あたしの男になりました!」
「…え?」
「タモツ、こっち来て自己紹介してよー」
「はいはい。初めまして、有坂保です――美奈のイトコさん」

そう言って、悠然と微笑んだ。青天の霹靂(へきれき)とは、このことなんだろうか。

「わ、私の、こと、知って?」
「美奈が写メ見せてくれたんで、覚えてました。本当に綺麗なお姉さんですね。以後、宜しく」

まるで何事もなかったかのように、有坂が言った。
少し頭を下げて、視線は奈那子から外さないまま、シニカルに哂う。

「いつのまに…」
(知っていたの?私を)

熱に浮かされたように、奈那子の唇が動いた。
美奈子は、従姉妹の心も知らず、言葉を続ける。

「ちょっと前かな?この前ナコちゃんと会った時はもう見せてたよ、多分。…拙(まず)かった?」

いいえ。
いいえ。

奈那子は、ふるふると首を振った。そういうことだったのか。

(中華街で見かけたのが、…突然。電気店で逢ったのが、偶然…。――そして、ここで、再会したのは、必然)

白く濁った思考でそんなことを考えていた。
あの日、既に奈那子の身元は割れていたから、この男はあんなことを言ったのだ。奈那子の掠れた声は、力なく響く。

「…なんて、必然」
「何?ナコちゃん、よく聞えなかったよ」
「ううん、なんでもない。良かった、上手くいって」
「ありがと。あ、ヤバイ。もう休み終わっちゃう。バイトに戻らないと。じゃあねナコちゃんまた連絡するよ!いこ、タモツ」
「――サヨナラ」

静かに男が-有坂保-が言った。完全な、否定の言葉だった。

「…さようなら」

あまりに小さい声が、男に届いたかは、判らない。
振り返らずに、二人は、歩いていく。
男が伸ばした手に、従姉妹の手が重なって、しっかりと握り合った。

(あの手は、最初から私のものじゃ、なかった)

奈那子は、自分の左手に視線を落した。
可愛いリングが、光っている。だんだん、手の輪郭が歪んでいく。
頬をつるりと涙が伝う。
そうか、と漸く理解をした。奈那子は中華街の夜、既に、恋に落ちていたんだと。

(好きだったのよ、でも。もうお仕舞…)

あの男は、従姉妹のものなのだ。
神様はちゃんと奇跡を用意していたのだ。こんな形で。
奈那子は、その場に立ち尽くす。
いつまでも――。

(其レモ恋ト言ウ 了)
   

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家出少女 其レモ恋ト言ウ4

第4話:確カナフシダラ

「じゃ、いこっか。アタシ、オナカ空いたー」
「うん。ゴハン何処で食べる?上のレストラン街にでも行く?」
「そうだねー。クーポン使えるかなぁ」

遠のく客たちの会話。
パタンと、ドアが閉まる音がした。
嵐のような飢餓感と熱が過ぎ去って、細川奈那子(ほそかわななこ)はトイレの個室に、ぐったりと座り込んだままだった。
洗浄する水音が、徐々に収まっていく。

(…イっちゃった)

はぁはぁと息を乱したまま、ふいに自分の手を見る。と、それは、体液でベトベトに濡れそぼっていて奈那子を現実の世界へと引き戻した。
じわりと、涙が浮かんでくる。

(…っ私、私はッ)

従姉妹との話の途中で発情して、我慢できなくて、駅ビルのトイレで自慰行為――。
いつ客が入ってくるか分からない状況なのに、実際、誰かが入ってきても、イくまで止まらなかった…。
――何故こんなことになったのか。

「う、うぅぅぅぅ~っ」

情けなくて虚しくて、涙が止まらなかった。

          ☆

散々泣いて洟(はな)を啜りながら、奈那子は個室から出た。
備え付けの洗剤で、執拗に手を洗った。
鏡に映る、泣きはらした顔。
有給、取ってて良かった。
こんな顔で出勤できない。

(なんて、みっともないんだろう)

どうにか止めた涙が、また滲んだ。
まるで、淫乱だ。
自分の性癖は、普通だとずっと思っていた。
「手」フェチではあったものの、そんなの何処にでも、誰にでもある一般的なものなのだと。
でも、違うようだ。
些細な言葉で、中華街というキーワードで、安易に反応するそれ。
奈那子のなかに、知らない自分がいる。
それが、怖い。
不安でしかたがない。

(逢いたいなぁ…安彦さんに、傍にいてもらいたいなぁ)

そしたら、こんな気持ちはきっと、なくなる。
毎日電話しているが、デートはいつも土日だった。お互い働いているから、どうしてもそうなるのは仕方がない。
中華街でのデートから2日。もう2日。次に逢えるまで、あと3日。
指折り数えるなんて、莫迦みたいだけど。

(逢いたい、今すぐ逢いたいよぅ、安彦さぁん)

そして再確認したい。
自分の気持ちは、彼の元にあるのだと。
あの「手」よりずっと彼の手が素敵なんだと。
想像以上に、記憶を侵食している「手」。
それを奈那子は知ってしまった。
もし、何処かで、あの手の持ち主に遭ってしまったらどうなるか、考えるのが怖い。
そんな可能性なんて、ゼロに等しいけれど。
実際、引き摺られている自分がいる。
記憶なんて、時間が経てば経つほど美化されてしまうものだ。

(安彦さんに…電話、してみようかな)

奈那子は、トイレをあとにした。

まだ、街は明るい。
9月――。
少しずつ、日が短くなってきているけど夕暮れには程遠い時間。歩く足取りはどこか重たい。
こんな日に限って、飛田は捕まらない。

「今夜、接待ならしょうがないよねぇ…」
(いきなり電話なんかして、変に思われなきゃいいけど)

左手の指輪を見ながらひとりごちた。
見上げた先に、有名電気量販店の看板がみえる。

(…そういや、玄関の電球、切れてたっけ)

奈那子は、引き寄せられるように、足を向けた。
めったに1人では入らないタイプの店だった。
どのフロアも人で込み合っている。なのに、場所を聞こうと店員を探すが、なかなか手すき担当が見当たらない。
漸く場所を聞いたら1フロア上だったらしい。

(ま、いっか。急いでるってわけじゃないし)

そう思いながら、のろのろとフロアを歩いていたときだった。
店内放送とは違う、ピアノの音がした。
CDではない、生の音。奈那子の眼が、その根源を探す。
視線の行き着いた先。展示されている電子ピアノの前に男がいた。
背中を屈めて、立ったまま右足でペダルを踏みながら音を奏でている。
腕が、伸びる。
鍵盤を叩く長い指が、垣間見えた。
暗譜をしているのだろう、その指は躊躇うことなく、鍵盤の上を滑っていく。流れるように、生み出されるメロディーはフロアに響いていた。
よくCMで使われている曲ではないだろうか。

(…長い、指、大きな、手)

ぼんやり、思った。
長い指を、大きな手をみても、今はあの時ほど感じない。
では、何故?
どうしてあの夜、あんなに発情したのか…。
奈那子は、しばらくそこから動けないでいた。
――と曲が止む。
訝しげに男が、ゆっくり振り向いた。
長身で、アイドルとまでは言わないが、かなりの美形だった。
少し驚いたように瞠目して、無言でじっと奈那子をみつめている。
それだけだった。話しかけるわけでなく黙ったまま。奈那子にしてみれば、なんとなく居心地が悪かった。
だから、声をかけてみたのだ。他になんの他意はなかった。

   
    
 
「あの、邪魔してたらごめんなさい。誰が弾いているのかなって思って」
「…ふぅん?」
「あの…?」
「ははっ」

困惑する女を、男は哂(わら)った。
そうして奈那子を眺めながら歩いてくる。脇をすれ違いざま、

「俺のこと、覚えてないんだ?あんなにガン見してたのに?」
「…え」

今度は奈那子が、瞠目する番だった。
なのに、男は歩いていってしまう。振り向かないで、そのまま。

(何?なんのこと?ガン見って、知らない。私はこのひと、知らない!)
(でも、あのひとは私を知っていた…私を?)
「――あ!」

男の投げ出したような手に、眼が釘付けになった。フラッシュバックする記憶。
女を抱く、男。
女の身体を這い回る、手。
そうだ、知っている!
確かに覚えている!

――アノ手ダ!アレハ、アノトキノ!

(待って!)
(お願い、待って!)

もつれる足で、追いかけた。声が出ない。必死になると声すら出ないことを今、初めて知った。
伸ばした奈那子の手。ソレが掴んだのは飛田ではなく――。

「待って!」
「おっと」

むき出しの、腕を掴んだ。両手で、後から。

「思い出した?俺のこと」
「…思い出したわ」
「どうして俺を追いかけてきた?」
「それは…」

男の腕にしがみついたまま、奈那子は言葉を失った。追いかけて、捕まえて、自分は何を言うつもりだったのだろう。何も考えられなくて、ただ、無我夢中だっただけ。
喘ぐように、動く奈那子の唇を見下ろしながら男は言った。
まるでせせら笑うように、眼を細めて。

「あのとき、アンタ、モノ欲しそうな表情(かお)して俺らを見てよな。ヤって欲しいってそんなカオしてた。今とおんなじ」
「違う、してない…してないわ」
「本当にそう?」

するりと、男のもう片方の手が奈那子の腰に添えられた。ビクンと背中が揺れる。
まるで奈那子の身体を抱くように、歩き出す男につられ、抵抗することも思い浮かばなかった。

「どうせ、暇なんだろ?」
「…え」
「俺と、シよう」

艶めいたハスキーヴォイスが、耳元で囁く。
鷲掴みにされた、尻たぶ。ぐにぐにと形が変わるくらい、強く。

「…あッ!」

思わず、声が出た。
男が喉で哂った。
ドキドキして、くらくらする。息が荒くなる。触れられてもいない場所から、粘ついたモノが流れ出るのが分かる。

――もう、奈那子は何も考えられなかった。

         ☆

重たい扉の向こうは、外階段。
奈那子の全く働かない脳味噌が確認できたのは、非常口という緑色の明かりだけ。
キスのない、抱擁。
着衣の乱れは、一切ない。
長い綺麗な指が、たくし上げたスカートの下の湿った下着を分け入って、抜き差しを繰り返す。
ぬちぬちと淫靡な水音が辺りに響く。
3本の指を、簡単に咥えこむくらい弛んだ性器から、とろりとした液が止めどなく溢れていた。
紅く捲れた肉が、むっとした独特の臭いを放っている。
喘いで、ひらきっぱなしの口から、絶え間なく声が洩れた。

(熱い…アソコが、ぬるぬるして、奥、擦れて、キモチがいいっ!)
「ッ…ァうッ…あ、ん!」
「声、あんま出すな…エロいことしてんの、バレても知らねぇよ?…」
「…は、はァ、…あ、あ、あ、…あ、や、ァァ…あんっ!」
「ふふ、上と下の口から涎たらして、そんなにイイ?」

非常階段で、立ったまま熟れた秘肉に、男根を突きたてられた。
奈那子の焦がれていた手が、絶えず尻の肉を揉みしだく、その快感。

(…ずっと、こんな風にしてもらいたかったっ)
「もっと、シて。は、ぁ…んっもっと強く揉んでっ!」

揺さぶられ続けて、立っていられなかった。
名も知らない男の胸にしがみついて、顔を埋めて、奈那子は啼いた。

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家出少女 其レモ恋ト言ウ3

第3話:危ナイキモチ

正午前のティールーム。
ぼちぼち混雑し始めてきた。
駅ビル4Fからの眺めは人と自動車(クルマ)と高層ビルばかり。
しかし、夜はなかなかのもので。
細川奈那子(ほそかわななこ)は、ここからの夜景がとても好きだった。

「指輪貰ったんだ?やったじゃん、おめでと~」

奈那子の左手を見つつ、向かい側に座ったふたつ下の従姉妹、恵川美奈子(えがわみなこ)がひやかし半分羨ましそうに言った。
幼い頃から姉妹同然に育ったから、一番さきに彼女へ伝えたかったのだ、が。

「…ウン、ありがと、美奈ちゃん」

そう言って、奈那子は小さく笑った。
実のところ、少しだけ後ろめたい思いもしていた。
薬指に納まっている可愛いリング。それを見るたびに、甦る記憶。内心、溜息をついた。

(…なんで、あんなことしちゃったのかなぁ)

確かに、あの夜は本当に嬉しかった。
本気で飛田と添い遂げようと思っていた。いや、今だってそう思っては、いたんだ、でも。

――あの、手。

正体不明の、男の――長い指。
脳裏に焼きついて、離れない――手だった。
偶然とはいえ結果的には、他人(ひと)の情事―なんだろうか―を覗き見して派手に欲情してしまい…いや、違う。情事ではなく「手」に、だ。
そこから、奈那子はおかしくなった。
身体の奥が疼いて、どうしようもなくて。
ホテルの一室に入るなり自分から男のモノにむしゃぶりついて、強請(ねだ)って――セックスをした。一回じゃ終わらなくて、二回もシた、ゴムなしで。

(あんなことしたの、初めてだった…)

全て自分が勝手にサカってヤっただけだったという事実に、奈那子自身が一番驚愕していたのだ。
翌朝、飛田の視線がたまらなく恥ずかしくて、恥ずかしくて!
そんな乙女の心情もしらずに飛田は、

『…きみがあんなに大胆だったなんて、全然知らなかったよ』

などと嬉しそうに言うから、ますますいたたまれない気分になった。

(触発された、なんて言えないよなぁ…)
「――ねぇ?ナコちゃん?どうしたの?」
「え?ああ、ごめん。ぼーっとしてた」
「幸せ過ぎて、惚(ぼ)けちゃった?」

ニヤニヤ意地悪く笑いながら、茶色く染めた短めな髪をゆらして美奈子が言った。

「失礼な…惚けてなんてないわよ。ちょっと考え事してただけよ」
「あれ~?幸せ最高潮!みたいな顔してるかと思ったら、あんま、そうでもない?」
「ちょっとね…いろいろあるの。そっちこそどうなのよ、少しは意中のカレと何か進展した?」
「う…っ、鋭いトコきたね奈那子さん」
「前に電話で『バイト先に好みのタイプがいる』とか言ってたでしょ?私に何か報告はないの?」
「…なに矛先こっちに向けてんだか」

おどけたように、美奈子が言った。

「ナコちゃんさぁ?お互いに好きって思って付き合ってるんだよね?」
「えっ…、そりゃそうよ?イヤなとこも、駄目なとこも、全部ひっくるめて大好きだもの。プロポーズされて嬉しいわよ」

グラスについた水滴がすーっと落ちた。ストローを咥えてアイスコーヒーを喉に流し込む。
この言葉は、美奈子ではなく自分に向けたものだ。
だって、決めた。
彼を選んだ。
気持ちがぐらついているのは、あの場面があまりにも鮮明だったからだ。
ただ、それだけ。
分かっているのだ、そんなこと。

「そうだよね、好きなら良いとこも悪いとこも全部ひっくるめて、だよね。だったら大丈夫なんじゃない?そんな心配しなくても…何心配してるのか知らないけどさ」
「…美奈子」
「大体、ナコちゃんは心配性なんだよ。大方結婚したら仕事どうしようとか、お姑さんと仲良く出来るかとか、そんな悩みでしょ?だぁいじょうぶ!なんとかなるって!」

的外れな励ましの言葉でも、嬉しい。
その気遣いが物凄く、嬉しい。
優しくて可愛い、大好きな従姉妹。
知らず、表情(かお)に笑みが浮かんだ。

(そうよね、私が好きなのは安彦さんだもの。ソコは変わらないわ)
「ありがと、美奈ちゃん」

にかっと、美奈子が笑って、

「あたしの方がよっぽど深刻なんだからね~。なんせ、好きなヒトがモテモテくんだから」
「なにソレ。変な励まし方しないでよ」

困ったように、奈那子が苦笑した。

「ホントなんだってば。なーんか下半身がルーズっていうか、来るもの拒まず去る者追わずってヒトなんで。えーと、ヤリチンつーの?」
「ヤリチンって…下半身がルーズって、そりゃあ駄目なんじゃないの?」

思わず顔をしかめてしまった奈那子をみて、美奈子は苦笑した。

「…やっぱ、そう思うよねぇ」
「思うわよ」
「それでもね、あたしはあのヒトが良いんだもん」

というと、美奈子はすっかりアイスが混ざってしまったクリームソーダをストローで啜りあげる。
誰かに恋をして、友愛とは別の愛情を覚えるというのは、傷ついても、けして無駄にはならない。それを栄養にして、また次の恋に進むのだ。
だが美奈子の場合、ヘタをしたらトラウマになりかねない。むっつりと黙り込んだ奈那子を見て、従姉妹はクスクスと笑った。

(…よりによって、なんでそんなの選ぶかなぁ)
「確かに色々問題があるヒトなんだけどね、優しいの凄く。気配りもちゃんと出来て、ああ、コレは後で分かったんだけど、同じ学校だったの。科は違うんだけど。でもね、バイト先が一緒じゃなかったらきっと、出会ってなかったよ」
「バイト先が一緒…」

ふいに、飛田の顔が浮かんだ。彼は、画材店の客として奈那子の前に現れて、そして好きになった――。
美奈子もまた、書店で、同僚としてそのヒトと出逢い、一方的に、恋をしている。

「本当にモテるのよ。バイト仲間は勿論、お客にもファンが多くって…でも男にも寧ろ好かれてて。男女の区別がないとこが魅力なのかなァ。それにねぇ」

顔も格好いいよ、と付け足した美奈子の笑顔は、今まで見たことがないくらいに綺麗で、奈那子は、言葉を失った。
人を見かけで判断しない従姉妹がそう言って笑う。
どんな性癖で、どんなに女癖悪くても、本質を知っているからこそ、言えるのだろう。
美奈子の話す声が、少し遠くで聞える。まるで、耳に膜がかかったようだと、奈那子はぼんやりと、思っていた。
元々他人が口出しすることではないのだし、従姉妹の思うとおりにするのが一番なのかもしれない。

   
    
 
(…なんか、ちょっと逢わないうちに大人になっちゃったなぁ、少し、寂しいかもしれないな)

という切ない想いを痛感していると――。

「接客中にね、よく差し入れされるみたいなの。ご相伴に与ったことあるけど、物凄く複雑だったよ。だって、ライバルなんだもんね。この間なんてお客さんにナンパされてデートしちゃったんだって。中華街に行ったとか言ってたっけ」
「…中華街」

一瞬、ドキッ、と心臓が縮まった。
中華街。
あの夜みた、男の眇めた眼が、脳裏を過ぎった。
女を抱きながら奈那子を見た。どんな顔だか全然分からないのに、眼と手だけは忘れることが出来ないでいたから。
じわりと、奥から溢れたものが、奈那子の下着を濡らす。

(やだ、なんで?!)
「うん。で、その女と何やったのか事細かく聞いたら全部答えてくれた。てことは、あたしのこと全然意識してないって、ことだよね。なんか、ムカつくより悔しいわ」

長い指が、大きな手が女の臀部を、形が変わるくらい強く揉んで。女もソレを感受していて――。
はっきりと、眼に焼きついた光景が鮮明に思い出される。
無意識に、もじもじと太腿を擦り合わせた。

(どうしよう、すごく、したい…)
「ナコちゃん?どうしたの?」

ぎくりと、奈那子は身を揺らした。

「……ッ、そこまで腰がゆるい人で良い?」
「腰ゆるいって…確かにゆるいな…それでも好きなんだもん。でも、絶対あたしだけに決めて貰う。誰かと共有なんて許せないもの」

根拠のない自信。
美奈子はそう言いきり、にっこりと笑った。

        ☆

「う、うう~っ!」

誰もいない場所なんて、何処にもない。下肢が疼いて、どうしようもない。
我慢、出来ない…。
何処でもいい!
膣(なか)に指突っ込んで、思う存分、引っ掻き回したい!
熱(ほて)る身体をかき抱くように、覚束(おぼつ)ない足取りでビルのフロアを歩く。
すれ違う人たちの訝しげな視線など、かまってられなかった。
ヨロヨロと逃げ込むようにして入った、トイレ。
毎日綺麗に掃除してある個室で、まさかこんなマネをするとは、夢にも思わなかった。
乱れた息のまま、スカートをたくしあげ、べっとりと愛液で濡れた下着を膝までおろす。
便座に座ると、両足を広げた。指で陰毛を掻き分けるとうっすら湿っていた。

「う、うう、は、…んんっ!」
(…ああ、こんなに、液、垂らしてたんだ私のここ)

息を荒くしながら、ゆっくりと、恥丘をなぞっていく。茂みの奥の温んだワレメから透明な汁が、絶えず染み出ている。
前に屈んで、人差し指と中指を揃えて突っ込んだ。
慣らさなくても十分に潤んだ秘肉はすんなりと指を含んだ。多少乱暴な方が、感じる。ぬちぬちと淫猥な水音が、聴覚を刺激した。
空いていた手で、埋没していたクリトリスを摘む。奈那子は夢中で、指を動かした。

この指は、あの男の『指』――。
この手は、あの男の『手』――。

「んッ!ふぅぅ、あ、はあ、あぅぅ…っ」
(もう少し…、もうちょっとで、イけるっ)

「さっきの服、可愛かったねー。どうしようかなぁ」
「帰りにさ、もう一回寄ってこうよ。そのときあったら買えばいいじゃない」
「そうだねー」

会話と同時に、トイレの入り口の扉が開いた。

(人が!…駄目ッ!もう、止まんないっ!)

奈那子は、とっさにスカートの裾をきつく噛んで、便座に備え付けてあった洗浄スイッチを押した。

「ゥゥゥ……ッ!!」

ビクビクと、全身が痙攣したように、震えて――。
奈那子は、イった。

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家出少女 其レモ恋ト言ウ2

第2話:中華街ドリーム 後編

店の外に出ると、大気が少しだけ暖かく感じる。
それだけ空調が効いていたのだろうか。
沢山食べて、飲んで、話して笑って、気分が物凄くいい。ふと、奈那子は辺りを見回した。
既に街のあちこち、シャッターが下りている。
時計を見たら、時刻はとうに9時を回っていたから、当然ちゃあそうか。

「お待たせ」

支払いを済ませた飛田が遅れて店から出てきた。
疎らに行きかう人々に紛れてふたりは歩き出す。
いつまのにか、絡み合う掌。しっかりと握り合って確かな体温を、互いに感じていた。

「んじゃまぁ、ホテルへ戻ろうか」
「ウン。あ、でもどうして今日はホテルなんて取ったの?」

隣を歩く飛田を見上げ、言った。

「てっきりラブホかと思ってたのに…」
「いや、これ渡しちゃうのにラブホってどうよ?」
「へ?これ?」

何のこと?と奈那子が問う間もなく、飛田は繋いだ手をやんわりと解いて、ジーンズの前ポケットから小さなケースを取り出した。

「手、出して」

反射的に受け取ったケースの中身は、間違いなく指輪だ。
そっと、蓋を開けてみると、リボンをモチーフにしたデザインのシルバーリングが収まっていた。

「…わぁ」

中央にはピンクルビーが輝いている。

「可愛い…」
「気に入ってくれた?」
「うん、凄く可愛い」
「今はソレで我慢してくれると嬉しい。ちゃんとしたの用意するから。だからってワケじゃないんだけど…あの、奈那子さん」

こんな往来で、全然ロマンティックじゃないけどでも、飛田があんまり真剣な表情(かお)していたからつい、奈那子も居住まいを正した。

「いつか俺と、結婚してください」

奈那子は、真直ぐ飛田をみつめて、

「…はい」

ゆっくり、頷いた。

             ☆

ガコンと、ベンダーの取出し口にダイエットコーラのボトルが落ちた。

(もーっ!盛り上がってきてたのに、どうしてケータイを店に忘れてくるかね?!安彦さんのド天然っ!)

あのあと、ホテルへと足を向けたまでは良かった。
が、歩く道々で飛田の携帯電話が無いことに気が付いて、で、恐らく食事した店に置いて来てしまったのではと、飛田がひとりで戻ってしまったのだ。
人通りが疎らな裏路地。
まだ営業中の店舗と、ベンダーの灯りが、奈那子の影をアスファルトに落している。
心の中で罵倒して、その反面微笑ましくも思う。
惚れた弱み、とでもいうのか、そういうのを全部ひっくるめて、愛しい。
屈んで、ボトルを取り出した。慎重にキャップを回して噴き出さないように外す。シュワッとした喉ごしが気持ちよかった。

「…ん…んふ…ッ」
(え?)

誰かの声が聞えた気がした。奈那子はキョロキョロと辺りを見回したが、人影はない。

(気のせい?)

再び、コーラを飲もうと飲みくちに口をつけた。

「…あ、ん。駄目、ってばぁ、こんなとこで…んん、ふ、あ」
(…ええッ?!)

気の所為ではなくて、誰かが居る――!
しかも、いたしている!

むくむくと湧き上がってくるのは単なる好奇心だ。
声のする方へ、奈那子は躊躇いなく近づいた。
細くて狭い、建物の隙間に影がひとつ。
いや、抱き合っているからそう見えるだけだ。奥が行き止まりなんだろうか、何だか薄暗い。
通りへ背中を向けた女に男がキスをしている。
吐息ごと貪るように絶え間なく、角度を変えながら貪るような、キス。

   
    
 
「…?!」

気配に気付いたのか、男が目蓋を開けて、奈那子を見た。少し眇めて、何事もなかったように、眼を閉じて行為に没頭する。
女の背中を抱いていた手が、そのなだらかなラインを辿っていく。
大きくて、長い綺麗な指が、ゆっくりと女の腰へ降りていく。

(…手、だ)

奈那子の視線が男の手に釘付けになっている。脳髄が痺れるような感覚だ。

「ふぁ、んん!」

くぐもった嬌声と共に、女の背中がビクン!とゆれた。男の手が強くきつく、尻の形が変わるくらい揉みしだいているんだ。
奈那子の最奥が、キュッと絞まる。

「あ、あ、あ、んんん!」
(感じている…このヒト、あんなに乱暴にされて、気持ちいいんだ)

最初は左手だけだったのに今は両手で揉んでいる。
唇は塞がれたままで。
ヨロリと、ベンダーに手をついて、でも目だけは二人から逸らさなかった。
荒くなる息。
艶かしく、蠢(うごめ)く、手。
さっき潤したばかりの喉が、渇く。

「ああっ!あ、あ、あ、ッあんっ!」

もじもじと、女の腰が揺らめいた。

(…私も、私もあの手にあんな風に)
「ナナコ?」
「!!」

弾かれたように振り返ると、安彦が立っていた。覗くのに夢中になっていて戻ってきたのに気が付かなかった。

「何を見て――」
(ヤバイっ!女の子にバレちゃうっ!)
「ち、ちょっと、こっち来て!」

声を潜めて、安彦の腕を引っ張った。
そして、そのまま身体を押し付ける――。熱くて堪らなかった。早く、内側の熱をはき出してしまいたかった。

「ナナコ?」

覗きこんだ安彦の眼に映った奈那子の表情(かお)は発情したそれ。

「…連れて行って」
「奈那子…」
「早く、ふたりっきりになれるとこ、連れてって。そんで…して」

近距離なのにタクシーを使って、ホテルに戻った。
慌ただしく、部屋に入るなり、奈那子は安彦の足元に跪いて、ジーンズのフロントを寛(くつろ)げた。
下着の上からむしゃぶりつく。唇を使って甘く食(は)んで、半勃ちになったソレを丹念に舐めた。

「ん、ん、ふ。は…」
「奈那子、ナナコ…」

大好きな安彦の手が、奈那子の髪に絡みつく。纏めていたシュシュが外れて長い髪が背中に流れた。
思うさま舐め弄った男根から唇を離すと、今度は右手を掴んで人差し指と中指に舌を絡める。滴り落ちる、女の唾液。
熱に潤んだ眼が、飛田をみつめる。

「ねぇ、コレ欲しい…安彦さん、コレが欲しいよぉ」

煽られるように、ふたりとも服を着たままでベッドへ転がった。
引っ掛りながら下着ごとジーンズを脱がされて、

「ああ――っ!」

欲しかったモノが漸く、与えられた。潤っていても慣らさずに突っ込まれた衝撃で痛みを伴っても、それすら快楽に変わっていく。

「ナナコのここ、全然触ってないのに、こんなにぬるぬるだ…そんなに欲しかった?」
「うん、…あっ、欲しかった、だから、膣(なか)こすってっ!」

悲鳴に近い、上ずった声だ。
ずるり、と奥で音がしたような気がした。
あとはもう、本能の、性欲の赴くままに――。

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家出少女 其レモ恋ト言ウ1

第1話:中華街ドリーム 前編

「…あ、あぁぁっ…あ、んん!は、あ、ああんっ!いいっ!いいよぉっ!」
「…は、ぁ、ん、ん…ッは、は」

ホテルの一室で、男と女が睦み合う。
ベッドで仰向けに寝そべった男の上に女が乗っている。夢中で腰を振って、まるで犯しているかのように。
言葉もなく、ただ、性欲の趣くまま、抱き合っている。インサートはこれで二回目。混ざり合った淫猥な匂いが充満する密室に響くのはぬちぬちとした水音と、荒い吐息。
硬度を取り戻した男根が赤く熟れた秘肉を抉る。
愛液と精液が混ざり合って、嗅覚を刺激した。

「ああっ!もっとよ、もっと、ちょうだい!」

灯りを全部消して、カーテンを全開にして、煌びやかな街のネオンだけがふたりの姿を映し出していた。

      ☆

「きゃー!美味しそぉ!いただきまぁす!」

木製テーブルの上に、次々と置かれていく点心のセイロ。
制限時間ナシの食べ放題コースを選んだのは、細川奈那子(ほそかわななこ)だった。
真っ黒のストレートな髪を無造作に肩口で結わえ、スッピンの顔は運ばれてくる点心にキラキラと輝いている。
残暑キツイこの時期に、ろくすっぽ化粧もしないで歩けるほど整った顔立ちは色気より食い気優先。
歩き回るのを設定してチョイスしたTシャツとジーンズがますます色気を削いでいる。
連れも似たような格好だから、別段違和感はない。
175cmの身長と適当についた筋肉が非常にバランスが良く、秀でた容姿ではないが人の良さそうな顔立ちの飛田安彦(とびたやすひこ)が微苦笑していた。

「ん~っ!このシュウマイ!肉汁つか旨味?すんごい美味しいっ!」
「…ナナコ、大丈夫?」

飛田はキンキンに冷えたビールを持ったまま呆れたように問いかけ、

「え?何が?」

奈那子は、別のセイロの海老蒸し餃子をパクつきながら答えた。

「そんないっぺんに沢山たのんで、食えるのかってことだよ」

オーダーしてから作られる料理はどれも熱々で、とても美味だ。
ただ、点心の種類によっては20分近くかかる。
注文したのを忘れて満腹になって、残す。そんな失礼極まりない失態は絶対避けたい飛田だった。

食べたい量を、食べれるだけ。ソレがポリシー。

もぐもぐと餃子を咀嚼しながら一瞥して、満面の微笑みを浮かべ、ごくんと飲み込んで奈那子は言った。

「ほらほら、早く食べないと折角の出来たてが冷めちゃうよ~。だあいじょうぶ残さないから」

…そうでした。

ふいに、余計なお世話という言葉が飛田のアタマを過ぎる。
そのみてくれに、つい、忘れてしまうがよく食うのだ奈那子は。
160近いくせに、体重は50キロない。細い身体の何処に栄養が回るのか。

「…ちょっと安彦さん?今さ、食うわりには胸に栄養回らんなァとか思わなかった?」

眉間にシワを寄せて、奈那子が云った。

「…!」

図星を指された飛田はバツが悪そうに、小龍包に箸を伸ばし、噛み付いた途端。

「あちっ!」

慌ててビールで口の中を冷やす姿に、奈那子は声を上げて笑った。

   
    
 
奈那子と、飛田――。
付き合い始めて、きっかり2年。知り合ったのは奈那子がアルバイトしていた画材店だった。
専門学校の学費を捻出するために週6日、夕方から3時間のシフトを選んだ。
遅番で時給が良かったし駅ビル内の店舗だから物凄く楽だったのだ。
ビル5Fはファッション中心の区画で、その隅っこにちんまりとある画材店は本当に狭かったけれど。
大好きな画材に囲まれ毎日が愉しかった。だから自然と顔に笑みが浮かぶ。
そんな奈那子の接客態度はとても好評で、実際彼女目当の来客も多かった。
流石に個人的な交際の類は全て断ってはいたが、実は、密かに気になっていた男性がいて。

(ああ、今日は水彩絵の具を見てるんだ…)

水彩画を描いているらしい彼は、頻繁に絵の具を購入しに来ている。
真剣に棚を物色している顔が、何だかとっても好感が持てた。

(名前は…トビタさん、だっけ)

書いた領収書の宛名が、確かそう。
レジを担当していた奈那子が、彼を意識し出したのは本当に些細なことがキッカケだった。
彼が買ったものは絵の具2種とA4のスケッチブック。カウンターにお札を差し出した手に――視線が釘付けになった。指が、とても長くて好みだったからだ。
無意識のうちに、奈那子は飛田の手を掴んでいた。握るのではなく、掴む。

「…えぇと、あの?」

そうして、戸惑ったような飛田の声で現実に引き戻されたとき、奈那子は自分のしたことに驚いた。

「…あ、失礼しました!」

慌てて離した飛田の手が少し湿っていたのは緊張していたからだと、後で知った。彼もまた、奈那子を意識していたのだ――。

テーブルに備え付けてあるメニューを見ながら、奈那子は少し温くなったウーロン茶で口の中をリセットした。
折角連れてきて貰った中華街だ。好きな男と一緒だから、楽しくないわけがない。
だからテンションがあがるし、嬉しくて頬が緩むし、食も進む。

「この春巻きで全部かしら、注文したのって?」
「うん、結構な種類食べたんじゃないか?しっかし、よく入ったなぁ」

笑いながら、飛田が感心したように言った。

(…、良いなぁ)

注文した分の点心を食べながら、目の前に座って談話しつつ楽しく食事をしている彼に見惚れていた。
落ち着いた声とか、何の屈託もない笑顔とか、勿論穏やかな性格も好ましい。
――でも、一番好きなのは手だと、奈那子は思っていた。
そんな女の心情も知らずに飛田は、ひとつひとつ、丁寧に口に点心を運んでいく。タレが口角についたのだろうか。親指で拭う仕草に、どきんとした。
思わず箸をとめて、

(うわ…エロい…)

正面に座る男の手が、指が、自分のものだと、実感する瞬間。ソレがこのあと確実に訪れる。
こくんと咽喉がなったのは食欲でなく、多分、性欲なのだろう。
セイロにひとつ残った春巻きを器用に割ると、片方を飛田の皿にのせた。
そして、もう片方を箸で摘みあげて、

「ね、安彦さん。コレ食べたらいっぱいエッチしようね」

奈那子はそう言ってにっこりと笑い、飛田はテレながら、頷いた。

(其レモ恋ト言ウ 第1話おわり/第2話につづく)

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家出少女 シャンパンと一本の薔薇 5

第5話:薔薇

デートはイタリアンレストランから始まった。決して高級とは言えないが、いつもカフェやファーストフード店でムダ話をしていた2人にとっては十分改まった場所だった。
京介が、美月におしゃれな長い化粧箱を渡した。

「はい、プレゼント。俺達の交際始まり記念。」
「ありがとう…」

開けて見ると、一本の深紅の薔薇が入っていた。花びらはビロードのようで、茎や葉は対照的な深い緑を帯びている。

「わあ…素敵。」

美月は美しい薔薇に魅入った。京介が照れて言う。

「それね、プリザーブド・フラワーだから、多少持ち歩いても平気だよ。本当はアレンジメントでドーンと贈りたかったけど、今の俺にはこの程度で…」
「ううん。一本っていうのもカッコイイ。嬉しいな…ごめんね、私は坂本君に何にも…」
「いいのいいの。一度やってみたかっただけだし。ね?さ、食べよう。」

京介はそう言うと、運ばれてきた料理を美月に勧めた。

食後、しばらく雑談をしながら歩き、京介がネットで見つけたラブホテルに入った。フロントで受付の男性が2人ににこやかに話しかけて来る。

「ご利用ありがとうございます。本日の当ホテルのサービスでございます。バスタブに浮かべてお楽しみください。」

そして薔薇の花びらが沢山入った籠を差し出した。美月が笑って受け取った。

「今日は薔薇デーね。」

感じのいいラブホテルだと、美月は思った。彼女はバスタオルを身に付けただけの姿で、ベッドに座っている。各個室から美しい石庭風の中庭が見える作りになっていた。蹲の後ろに何本も植えられている細い竹林と、強めの間接照明のライトのお蔭で各部屋が見えることはなく、プライベートが保たれていた。

「…ラブホって風呂場とかトイレとかの一部がガラス張りになってたりしてて、やっぱエロいね。」

美月の後にシャワーを浴びた京介が、初めてのラブホテルに興味深々の様子で近寄ってきた。彼もバスタオル一枚である。そして美月の隣に座り、彼女を膝に抱きかかえた。共に同じボディソープの香りがする。

「…本当だ。デコルテに色っぽいほくろがある。」

美月の胸に目をやった京介が、章吾から聞いていたほくろを見つけて嬉しそうに言った。そして、小さい子を抱くようにキュッと美月を抱きしめた。

「…坂本君?」
「う~ん…恋人らしい呼び方決めない?」
「じゃ、じゃあ…きょ、京介…君。」
「じゃあ、俺は…みづ…みづちゃん…美月ちゃん…?」
「呼び捨てでいいけど。」
「美月。…うん、美月って呼ぶよ。」

はしゃいでそう言うと、美月の唇に口付けをした。そして彼女を膝から降ろし、ベッドに横たえた。…遠慮がちにバスタオルを取る。一糸纏わぬ美しい裸体が京介の目に飛び込んで来る。初めて見る美月の裸に京介は息を飲み、彼女は恥ずかしさに目を逸らした。美月を見つめたまま、京介も腰のバスタオルを取った。彼のモノは、美月が初めて見る大きさだった。まさに『肉棒』と呼ぶにふさわしい彼自身は、既に硬さを帯びて起ち上がりかけていた。
京介がゆっくり美月の上に重なってくる。優しい口付けから始まり、あの川べりでの激しいキスに変わる。段々息遣いが荒くなり、鼓動が速く鳴る。京介の唇は首筋から胸へと伝わる。美月はその頭を両手で抱きながら、微かな喘ぎ声を上げた。

「あ…ん…」

京介の足が美月の両足の間に入り、太ももを股間に押し付けて来た。それだけでもう、濡れて来る。乳首を弄ばれながら、美月は両膝を立て、彼の太ももに肉襞を押し当てた。

「う…わ。…やらしい…」
「だ…だって…」

京介がぺろりと舌なめずりをし、乳首に指を残して、唇をウエストに這わせ、更に茂みへと向かった。

「あ…」

柔らかくて温かい舌が美月の肉芽を舐める。彼女の脳裏に何かが広がった気がした。

「あ…ああっ!…そ…んな…っ!」

京介が顔を上げた。

「せん…美月…?ここ、舐めてもらったことないの?」
「う…うん…たぶん…」

美月は正直に答えた。今まではどちらかと言うと一方的に奪われたり、奉仕させられたりする事の方が多かったからだ。

「俺は美月が大切な人だから、舐めてあげたいな。」
「じゃ、じゃあ私も…」

そう言って美月が身体を起こそうとすると、京介は焦《苜って引いた。

「や、俺は今はダメ。…そんな事してもらったら…すぐに出ちゃう。」
「そう…なんだ…」

彼は再び彼女を寝かせると、足を開き、丁寧に肉芽や肉襞を舐めた。

   
    
 
「あっ…く…ううっ…」

美月は快感に身をよじった。これだけでイッてしまいそうだった。京介は舐めながら、指を膣に入れてきた。いつもコーヒーを運んでくれる、男性にしては細長く美しい指を思い出した。その指が今、自分の膣の中に入り、中の肉壁を弄り回している…その刺激と、肉芽への舌の愛撫で、もうどうにかなりそうだった。
「ああ…もう…ダメ…入れて…入れ…て…」

美月は哀願し、更に足を広げた。京介の口と指がゆっくりと離れ、代わりに彼の反り起った肉棒を押し付けてきた。何度か先端で膣の入り口をなで、ぐっと押し込んでくる。

「!!!ぅあっ…!…あっ!!」

衝撃だった。明らかに今までの男達よりも太くて硬い。そのせいか、なかなかすんなりとは入らなかった。

「大丈夫…力を抜いて…ほら…息吐いて…」

京介は優しく言い、彼女の太ももをさすった。美月は言われた通りに息を吐いて、呼吸を整えた。それに合わせて、彼も徐々に押し込む。やがて完全に根元まで膣の中に隠れた。

「どう?気持ちいい?」
「…うん…」

美月は目をつぶって小さくうなづいた。微かに震えている。京介は今度はゆっくりと引いた。その膣内の摩擦にもまた、彼女は声を上げた。京介の心に愛しさが込み上げて来る。…もっと狂わせてやりたい…。彼は前後に動き出した。

「あああっ!…すご…い…すごいぃ!」

美月は身体を反らし、叫んだ。京介の肉棒は力強く動いた。彼女の膣はその度に卑猥な音を立て、愛液は入り口から見え隠れするそれをヌラヌラと黒く光らせた。しばらくして京介は、美月を回転させ、バックの体勢を取った。

「わ…私、バックは低くないと…痛いの…」

荒い息遣いの下で、美月が言う。

「じゃあ、両肘付いてみたら…?お尻は上げて。」

京介に言われるままの姿勢をしながら、美月は恥ずかしさに身もだえしそうだった。自分のすべてが見られてしまうと思っただけで、また愛液が溢れてきそうだった。京介が彼女の膣にもう一度、注意深く肉棒を挿し込んだ。

「…どう?大丈夫…?」
「う…うん…」

それを聞いて、京介が再び動き出した。

「あうっ!」

直後から美月の脳にまた違う快感がほとばしった。激しく突かれて溢れ出た愛液が、彼女の内ももに垂れた。もう、前後不覚になりそうだった。
京介は美月に重なる様にして左の乳房を弄り、乳首を指でぐりぐりと挟んだ。右手は彼女の肉芽に伸び、指先で乳首と同じ様に弄んだ。

「や…ああっ!ダメぇっ!…っああっ!!」

身体が押さえ切れない。自然に膣が強く締まり、何度も絶頂が襲った。美月の、マニキュアを施した細い指が、シーツを破れんばかりに握り締め、震えた。

「う…あぁっ!!…くっ!!…あああぁっっ!!」
「わ…み、美月っ…ダメ…そんなに絞めたらっ…あっ!」

京介がイッてしまった。美月の中に、熱い物が放出された。

「うっ…!」

京介が果てた後も、美月は締め付ける膣と快感に身体がビクつくのを止められなかった。2人は重なり合って、互いに大きく息をしていた。…やがて京介が美月の中から彼自身を引き抜くと、彼女は小さく喘いだ。

「ごめん…中でイッちゃった…」

京介が申し訳なさそうに言う。

「…ううん。…大丈夫。」

美月が起き上がり、潤んだ瞳で京介を見つめて言った。

「貴方との初めての夜は、…生で…私の中でって…決めてたの。…だから、嬉しかったよ…」

そして、そっと口付けをした。それに答えるように京介が抱きしめて来た。2人はしばらく無言で抱き合っていた。

「…ね、一緒にお風呂入ろうよ。俺、お湯溜めておいたよ。」

京介が美月の耳元で囁いた。

「うん。」

浴室のバスタブには湯が並々と湛えられていた。その湯を見つめて、美月が言った。

「幸せ。」
「ん?」

美月は京介の顔を見て、にっこり笑った。彼女は既に幸せだった。こんなにも愛されて抱かれたのは初めてだったからだ。これからもこの人と生きて行きたいと思った。

「これからも、幸せなお付き合いしようね。」
「うん。美月も、俺も。一杯幸せになろうね。」

京介はそう言うと、バスタブの上でフロントにもらった籠を勢い良く振った。薔薇の花びらが水面にはらはらと散り、辺りにはほのかな香りが漂った。

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家出少女 シャンパンと一本の薔薇 4

第4話:5年分のキス

数日経ったある日、京介からメールが来た。『やっと提出合戦が終わったので、バイト再開します。』との事だった。
美月は京介がいなくても、よくあの店に行き、お気に入りの席に座って外を眺めながらお茶をしたり夕食を取ったりしていたのだが、今日はしばらくぶりに店内に彼の姿を見つけた。

「先輩、お久しぶり。」
京介が笑顔で水とお絞りを持って来た。

「お久しぶり。ホットね。」
「かしこまりました。」

一旦立ち去る京介の背中を、美月は以前とは違う視線で見送った。ボーイの制服に包まれたその後姿は、体操をしていたせいか姿勢が良く、広くて美しかった。

「ここんとこどうしてたの?…元気になった?」

京介がコーヒーを運んで来て聞いた。
「うん。実は引越ししたんだ。この近所だよ。この駅は特急も止まるし便利だから。」
「…へえ?荷物作ったり、物捨てたり結構大変だったんじゃないの?」

京介が隣のテーブルの食器を、慣れた手付きで盆に重ねながら聞いた。

「両親や友達に来てもらったから、案外速く済んだよ。…坂本君はテストとかどうだったの?」
「それがさー、もう大変で。ネットで文献探したり、なかったら図書館行ったりしてさ、暗記も多かったし…。でも何とか赤点は免れたよ。」

京介が心底疲れたという顔をして答えた。

「マジ、気晴らししたい。…先輩付き合ってくれる?」

美月はカップを口に近づけながら返事をした。

「いいよ。…今度は付き合うよ。…職員室でも何でも。」
「え…?」

思いがけない返事に、京介の手が止まった。

「先輩…それって…?」

美月は照れて目を逸らした。

「それとももう…時効かな?」
「ううん、そんな事ないっ。…け、継続中だよ?」

京介が美月のテーブルに勢い良く手を付き、まじまじと顔を覗き込んだ。彼女は赤くなり、

「ほら…あそこ。呼んでる…」

と、別のテーブルを指差した。客がボーイの京介に手を上げている。

「あ、はい。今行きます!」

京介は慌てて食器の乗った盆を持ち、客の方へ向かった。去り際、美月に向かって少し大きめの声で言う。

「後で電話するから!待ってて。」

周りの客がくすくすと笑った。美月は更に頬を染め、冷めかけたコーヒーを一気に飲み干した。

後日、京介の気晴らしと銘打って2人が出掛けた先は映画館だった。夕方の上映時間を選び、洋画のシリーズ物に見入った。その映画は、知らなかった2人の共通の好みを発見させ、会話に花が咲いた。

夕食を済ませると、京介は美月のマンションの近くまで送ってくれた。しかし2人は何となく去り難く、しばらく川べりの遊歩道を散策した。川面には暮れた街の明かりがキラキラと反射している。少し疲れて座ったベンチで、美月が口を開いた。

「ね。坂本君の恋の話、聞かせてくれる?」
「え?俺?」
「だって…私ばっかり聞いてもらってたし…坂本君にはそういうの、ないの?」

京介は両膝に肘を置き、川面を見つめて言った。

「俺は大した話ないよ?…まあ、中3で初めて彼女が出来たけど…高1の夏に振られちゃって、それからずっといないんだ。」
「え…?かなり人気あったのに…彼女作らなかったの?」
「は?人気あったっけ?」

美月は大きく頷いた。当時、自分も年下ながら彼に憧れがあった程だった。

「人気があったとかなかったとかは判らないんだけど…振られたのは、彼女と違う高校入ったからってのもあって…それに俺に好きな人が出来たからでさ…。結局1年ぐらいしてから、相手に告ったんだけど…上手く伝わらなくてそれっきり。」

「…」

「俺ね、学力的に結構一杯一杯の大学受ける事にしたからさ、それから受験勉強に打ち込んだんだ。今だって仕送りだけじゃキツイから、こうやってコンスタントにバイト入れてるしね、勉強も大変だし、…彼女は作る暇なかったかな…今までは。」
「そっかあ…」

美月も川面を見つめた。京介が得意げに指を組んで顎を乗せた。

   
    
 
「でもね、ある日バイト先で偶然見つけちゃったんだー。俺の好きだった…東条美月って人。」

美月が京介を見ると、彼も彼女を真っ直ぐに見つめていた。美月は勇気を出して口を開いた。

「坂本君が、『いらっしゃいませ』って初めて注文聞きに来てくれた時に、どうしてすぐ貴方だと判ったと思う?…背も伸びてて知らない制服着てたのに、だよ?」

実際美月は、初めて入った喫茶店で、彼女に気付いて近寄って来たボーイの京介に懐かしそうに声を掛けていた。そこから付き合いが始まったのだった。

「坂本君の声も…顔も…緊張した時に小首を傾げる癖も…全部覚えてたから判ったんだよ…私も本当は坂本君の事…好きだったみたい…」

いきなり京介が美月を抱きしめた。美月は驚いた。

「…ちょ、ちょっと何を…」
「だって先輩が!もうそれ超絶オッケーってことじゃん。俺の彼女になってよ。」
「や、そ、それはいいけど。でも、ここ外だよ?誰かに見られちゃう。」
「大丈夫大丈夫。暗いし、周り誰もいないし。魚くらいしか見てないよ。」
「さ、魚って…んんっ…」

京介が美月に口付けをした。舌が口の中に入ってくる…それを絡ませ、吸い、深く押し込む…。その動きは次第に激しくなり、彼女の秘部は熱くなって来てしまった。

「だ、ダメっ…」

美月はやっとの思いで口を離した。京介が彼女の顎に指を添え、甘えるように言う。

「だって…5年分の想いだよ…?」

とろけるような声だった。そしてまた、唇を合わせて来た。…川は静かにさやさやと流れている…。時間が止まったようだった。やがて京介の唇は、美月の首に移った。そのまま首筋を丁寧に愛撫する。

「…はっ…あ、…や、やめ…」

抵抗するも、快感に身体が従ってしまう。口で愛撫を続けながら、京介の手はするすると胸と腰を撫でる。サテンのブラウスの上から伝わるその温もりだけでも、クラクラしそうだった。

「あっ…止めて…あんっ…や…あっ…」

美月はどうしたらいいのか判らなくなった。京介はくすっと笑い、彼女から離れた。

「先輩って敏感さんだねぇ。楽しい~。」

表情はいたずらっ子の様である。美月は真っ赤になった。

「もう…そういう事は…」

言いかけた彼女の口に、京介が指を当てた。

「えへへ。またの機会にね。」

彼は口を美月の額に近づけて、今度はそこに軽くキスをした。そして立ち上がり、手を差し伸べた。

「家まで送ってくよ。」

美月のマンションの下で、京介は彼女の両手を握り、にっこりとして言った。

「じゃあまた、今度。おやすみなさい。」
「うん。…おやすみなさい。」

手を振って去って行く京介を見送りながら、美月は幸せな気持ちになった。彼とはまた、次に会うことが出来る…章吾の時のように、会う度にもうこれで終わりかもと思わなくていいのだ…彼女は微笑み、自分の部屋のキーを鞄から出した。

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家出少女 シャンパンと一本の薔薇 3

第3話:真実

翌日の夕方、美月は例の喫茶店にいた。京介がいつもの様に注文を聞きに来て、カードを置いた。

「はい、先輩。借りた一般常識の本に挟まってたよ。」
「ありがとう。ごめんね。」

美月は電源を落とした携帯に差し込み、立ち上げて動作確認をした。

「あ、大丈夫。ちゃんと認識出来てる。」
「本当に?」
「え…?」

顔を上げると、空の盆を抱えて遠慮がちに言う京介が目に入った。

「その…昨日電話してごめん。」
「あ、ああ…こっちこそ、彼が勝手に取っちゃったりしてごめん。」

美月は昨夜の事を思い出し、視線を落とした。

「でも、電話してくれたお蔭で彼の本心が判っちゃった。」
「本心?」
「うん…彼もちょっとは私の事、好きだったみたいで…」

その言葉を聞いて、京介の顔色が変わった。

「え、じゃあ、別れるのは?」
「それは…ちゃんと別れて来たよ、もう…」
「そ、そう…なんだ…」

京介はほうっと肩を落とした。そして申し訳なさそうに言った。

「あの…俺、明日から数科目テストとレポート提出があってさ、しばらくバイト休むんだ。」
「そうなの。」
「だ、だから…その、先輩に何もしてあげられないけど、…早く元気になりなよ。」
「ああ…うん…」

その時、厨房から声がした。

「おおい、坂本!洗い場入ってくれ。」
「はい!」

京介は声のした方に向かって大きく返事をすると、美月に向き直り、こう言った。

「じゃ、またメールするから。…ゆっくりしてってね。」
「うん、ありがと。」

厨房に入る京介に、笑って手を振ってみせてから、美月は独り言を言った。

「いっそこの辺りに引越ししようかな…」

その夜、美月は自分の部屋で京介から返してもらったカードのデータを眺めていた。そこには1ヶ月程前の連休に、実家の方面で開催された体操部のOBOG会の写真が入っていた。プリントアウトしようと思い、取り出しておいたのに、いつの間にか京介に貸した本に挟まっていたというわけだ。

OBOG会は、美月の1つ上の先輩達が呼んでくれたもので、当時1年生だった京介も他の部員と共に呼ばれていた。皆で総合遊戯施設に集まり、ボーリングやカラオケをした後、飲み会となったものだった。美月のクラブメイトだった数人の同級生も混じり、総勢14人程の団体となっていた。楽しく笑い合う仲間達の姿が写っている。美月はふと、ある事に気付いた。カラオケでも飲み会でも、自分の隣に京介が写っているのだ。

「これも…?」

持って行っていたデジタルカメラの、ボーリング場の写真も確認してみたが、やはり他の子らとはしゃぎながらも、必ず京介は美月の隣に陣取っていた。

『あいつ…お前のことかなり好きだぞ?』

章吾の言葉が頭の中に甦る…。
そういえば、高3の時にこんな事があった。
その日は、3年生が出られる最後の地区大会の日が迫っていたので猛練習をしていた。美月は床運動の課題曲のメニューがこなせず、焦って一人で残っていた。そこへ、練習を終えた京介が近寄って来たのだ。周りを見ると、いつのまにか2人だけになっていた。

「男子はもう上がり?」
「うん…」
「そう。お疲れ。私もう少しターンと3秒バランスのとこやってから終わるね。」

そう言って、練習を続けようとした時であった。京介が小首を傾げ、言ったのだ。

「先輩、俺と付き合ってよ。」
「え?」

美月は顔を上げた。京介はクラブ日誌のファイルを持ったまま、少し赤くなって彼女を見つめている。

「ああ…クラブ日誌の提出ね。」
「は?」
「今なら顧問の畑中先生は職員室だと思うよ。ごめんね。一人で行って来て。」
「…ちがっ…そうじゃなくって…ああもう、うん、行って来る!」

京介はごにょごにょと口の中で言うと、駆けて行ってしまった。変だなと美月は思ったのだが、気にせず練習を続けたのだった。

「…あれは…告白だったのかな…」

日誌を持って行くのに付き合えというのなら『俺と』ではなく、『俺に』の筈だ…。しかしそれ以降、彼は何も言って来ないまま、美月はクラブを引退したのだった。

「本当に私の事…好きなの?」

美月は小さな画面の中の、京介の笑顔を見ながら呟いた。

   
    
 
10日程経った頃の会社の昼休みに、先輩の西田さつきが声を掛けてきた。

「我らが助っ人、柏木君からメールが来たよ。」

章吾と西田は同期入社だ。彼の名前を聞くと、まだ胸が少し痛む美月だったが、隣の席の同僚が

「わあ、柏木さんから?見ます見ます。」

とはしゃいで西田のパソコンの所まで行ったので、彼女も渋々付いて行ってモニタを覗き込んだ。メールは同期に宛てた物らしく、『柏木章吾、本社着任完了!』などというタイトルで始まっていた。その添付データの写真には、章吾の部署のメンバーであろう男女5、6人の姿が写っている。美月は章吾の隣にいる美しい女性に目を留めた。

「この人は?」
「ああ、由美よ。望月由美。私達の同期で、今度柏木君と結婚する人よ。」

美月は思わず息を呑んだ。由美は車椅子に座って微笑んでいた。西田がおもむろに話し出す。

「…あなた達入社2年目は知らないだろうけど、3年前の本社の慰安旅行で、会社がレンタルしたマイクロバスが横転してね。…乗っていた柏木君や他の人は幸い軽症で済んだんだけど、由美は座席と車体に右足を挟まれて…失くしちゃったんだ…」

美月は章吾に由美がどんな人なのか聞いた事がなかった。彼女の何かを知っても、切なくなるだけだと思っていたからだ。西田が続ける。

「柏木君と由美は入社直後から付き合い出してね。事故後も2人でリハビリに通ったり、励まし合ったりして…本当に柏木君も由美に献身的でさ。今回の結婚も…不自由な身体での出産や育児は大変だろうけど、2人でやり遂げるって決心したんだって。」

美月の耳には、西田の声は届かなかった。ある夜の事を思い出していたからだ。

いつものように、2人は熱い夜を過ごしていた。美月は章吾に好きな様に弄ばれ、うっすらと全身に汗をかいて肩で息をしていた。一旦彼自身が引き抜かれた膣も、まだ余韻を含んでしっとりと濡れている。その身体を眺めて、章吾がポツリと言ったのだ。

「…綺麗な身体してんな…」
「…え?」

美月は乱れた髪をかき上げながら聞き返した。章吾が彼女を誉めたのは、今までに一度もなかったからだ。彼は彼女の右足にそっと触れ、なで上げた。

「…でも、由美さんの方が綺麗なんでしょ?」

照れ隠しに美月は揶揄を込めて言った。それを聞いた章吾の手がピタリと止まり、美月をうつぶせに転がした。更に腰を掴んで四つんばいにし、両腕を後ろから掴み上げ、身体を反らさせた。ピンと張りのある乳房があらわになった。

「あ…ちょっ…と」
「由美は綺麗だよ。最高の女だ。」

そう吐き捨てるように言うと章吾は、美月の膣に乱暴に彼自身を入れた。

「ひ…」

美月の身体に痛みが走った。章吾は彼女の異変には気付かず、ぐっと押し込んだ。

「ま、待って…あ…!」

美月が止めようとしたが、彼は何度も強く動いた。

「…い、痛い…いや、止めてえぇ!」

彼女の悲鳴に、章吾はハッとして離れた。美月は崩れ落ち、子宮の辺りを押さえてうずくまった。額に脂汗が滲んでいる。

「ごめん…美月。大丈夫か?」
「は…い…。私、バックでは上体が高いと凄く痛いんです…。」

美月は痛みをこらえて答えた。

「あ、ああ…うっかりしてた。…そうだったな。」

章吾はいつになく狼狽していた。

「急にどうしちゃったんですか?…私、そんなに悪い事でも言っちゃいました…?」

章吾の顔が悲しげに曇った。

「いや、お前のせいじゃない。…今日はもうよそう。悪かったな。」

彼はそう答えると、浴室へ向かった。その時の様子を、美月は不思議な思いで眺めていたが、今なら判る気がした。きっとあの日、彼女の知らない所で、彼の今後の人生の覚悟を決定付ける何かがあったのだ。…おそらくは由美の妊娠の知らせか…。

「…幸せに、なれるといいですね。この2人…。」

モニタを眺めながら、美月は誰に言うともなく、ポツリと言った。

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家出少女 シャンパンと一本の薔薇 2

第2話:芝居

柏木章吾はその夜、物思いにふけりながら美月のマンションに向かっていた。一週間後に由美のいる本社に異動が決まっている為、美月に会えるのは今夜が最後だった。

「俺は悪役(ヒール)だ。本命がいるのに女を弄ぶ最低ヤロウだ。…よし。」

美月の部屋の前で、章吾は小声でつぶやいた。本当は美月に惹かれていることを、本人には知られたくなかった。何より、遠くで自分を信じている由美をこれ以上裏切りたくないし、美月の為にも悪役は演じ切らなくてはならなかった。

「…柏木さん?」

ガチャリと音がして扉が開き、美月が顔を覗かせた。章吾は不意を衝かれて焦った。
「や、やあ。チャイム鳴らす前によく判ったな。…こんばんは。」
「こんばんは…。だって、玄関前で何だかガサガサ音がしたから…」
「そうか。…シャンパン買ってきたんだ。」

章吾はそう言うと、紙袋に入ったシャンパンを持ち上げて見せた。

「柏木主任、本社ご栄転おめでとうございます。」

テーブルで向かい合い、シャンパンの入ったグラスを手に美月は言った。

「…そして、俺たちの最後の夜に。乾杯。」

章吾の声に合わせ、美月も目の高さにグラスを上げ、シャンパンを飲んだ。

「…美味しい。」
「好きなんだろ?スパークリング系。会社の謝恩会の時に見てたよ。3杯は飲んでたな。」
「あはは。見られてたんですね。」

美月は笑い、グラスを置いた。そしてうつむいて言った。

「最後の夜…なんですね。…寂しいな。」
「…」

その時、美月の携帯が鳴った。

「あ、ごめんなさい。」
「いいよ、取りなよ。」

見ると、京介からだった。

「…はい。どうしたの坂本君。」
『こんばんは、先輩。この前借りた本にマイクロSDカードが挟まっててさ、もしかしたら会社のじゃないかと思って…』
「あ!それ携帯の。あ~、どこで失くしちゃったのかと思ってたよ。私のバカ。ありがとね。明日お店に取りに行くわ。」
「…何?会社の人?」

美月の『坂本君』という言葉が気になったのか、章吾が声を掛けてきた。美月は携帯を手で塞ぎ、

「高校の時の後輩なんです。すぐ切るから。」

と答えると、声を落として京介に言った。

「ごめんね、今お客さんで…」
『例の彼氏?』
「うん、じゃあまた…」

美月が切ろうとした所へ、章吾が手を伸ばして来た。

「ちょっと貸して。…もしもし?」
『?はい?あれ?先輩の彼氏…さん?』
「柏木さん?」

京介も美月も驚いた。章吾は構わず話しかける。

「何だかやけに親しげだけど、もしかして新しい彼氏?」
「ええっ?!や…そんな…」

美月は驚いたが、京介は落ち着いていた。

『俺的にはそのポジション狙ってるんすけどね。』
「ふうん…君に美月の何が判ってるの?」

章吾の口調はいつになく挑発的だ。京介はどんなことを言っているのだろう。美月はハラハラしながら章吾を見つめた。京介も突然の質問に今度は動揺したようだった。

『何がって…ええっと…クラブの団体戦で負けた時、皆には励ましたり気合入れたりしてたのに、後で体育館の裏で一人で泣いてたり…』
「…はあ?」
『遠征の帰りに、疲れてるのに電車乗る時に迷子見つけちゃって、その子の為に一人で駅に残って、親が来るまで駅員さんと待ってたとか…古文が得意で、自分は受験もあるのに俺達の勉強見てくれたりとか。何かそういう人。おっちょこちょいだけどね。』
「そうか…判った。」

章吾はふうっとため息を付いた。

「…実は美月はな、首筋攻められると弱い。感じ易い。」
『へ?』
「ちょっと、何言ってるんですか柏木さんっ?!」

唐突に変な方向に話が向いたので、美月は焦った。

「それから、左の乳首の右斜め上7cmぐらいの所にほくろがあるぞ。」
『おおっ?そうなんですか?』
「ちょっと、もう、止めてください!!」

美月は真っ赤になって章吾から携帯を取り上げ、京介に口早に言った。

「と、とにかく明日夕方お店に行くから!おやすみなさい。」

   
    
 
美月の携帯を切る音がした後、部屋の中にはまた静けさが戻った。しばらくして、章吾が口を開いた。

「あいつ…お前のことかなり好きだぞ?お前はどうなんだ?」
「そんな事…判らないですよ。…たまたま再会した後輩で、私が勝手に捕まえて愚痴を聞いてもらったり、相談事したりしてるだけで…」
「誰が好きでもない女の愚痴なんか聞くかよ。普通は適当に話し合わせてさっさと切り上げるさ。男は面倒くさがりだからな。」
「でも、私が好きなコーヒーの銘柄のチェーン店で彼がバイトしてるから、よく行ってつい捕まえちゃうだけで…」
「だから、好きな女にじゃなきゃ捕まらないって。」

章吾は呆れた様に行った。

「柏木さんこそ!」

今度は美月が強い口調で言った。

「セフレの私に彼がいてもいなくても、私が誰を好きでも、どうでもいいじゃない!…ですか…。」

章吾は絶句した。美月は今にもこぼれそうな涙を目に溜め、彼を見つめていた。掛け時計の音だけが、静かに時間を刻んだ。

「…美月…」

彼は美月をじっと見つめた。やがて彼女を抱きしめ、そっと口付けをした。そして、彼女の華奢な右肩に、顎を乗せた。

「柏木さん…セフレは…そんなに優しく抱きしめたり、キスしてくれたりはしないんですよね?」
「…。」

章吾は美月を抱きしめたまま、黙って彼女の柔らかな髪をなでた。

「でも…柏木さんは、いつも優しく抱きしめて…キスも…優しかった…。」

観念したように、章吾は目を閉じた。美月は彼の両肩に手をかけて起こし、何か言いたげなその顔を見つめた。

「…えっち、しましょうか。」
「え?…でも…」
「私達は身体から始まったんだもの。身体で終りましょ。…ね?」

ベッドの上で、章吾は美月の服を脱がした。すべての衣服が取り払われた時、最後のせいか、緊張で彼女はほうっと息を吐いた。
章吾の唇が、美月の唇に重なる。…やがてそれは、胸に下りて行き、立ち上がった乳首を歯と舌で弄んだ。美月は声を押し殺す。章吾の手が、彼女のなだらかなウエストを伝い、秘部へと辿り着いた。指先で肉芽を優しくいじり、肉襞の間を丁寧になでる。次第に愛液が溢れ、章吾の指先を濡らす。彼はそのまま2本の指を、膣の中へと滑り込ませた。

「は…っん…」

美月は大きく息を吐いて、うっすらと瞳を開けた。その美しい顔を、章吾は愛しげに見つめていた。指は美月の感じる場所を探る。彼女の顔が妖しく歪み、再び瞳が閉じられた。

「柏木…さん…あっ…ダメ…」

苦しげに言う美月を眺めながら、また乳首を舌で弄ぶ。さらに章吾は3本目の指を深く挿し込んだ。同時に彼女の身体がびくんっと動く。

「ああっ…いやっ…あ…もう…」
「もう?」

章吾が意地悪く聞き返す。美月は両手を章吾の頬に添え、また瞳を開けてじっと見つめた。時々その瞳が喘ぎ声と共に切なく潤む。…やがて精一杯の甘えた声を込めて彼女は言った。

「欲しいの…お願い…入れてください…」

最後の方は消え入りそうだった。
章吾は微笑み、固くなった彼自身の先端を、美月の膣に少し入れた。それだけで彼女は強く反応した。

「っ!…もっと…ふか…く…」

美月がねだる。章吾は彼女の足を更に広げ、彼自身を一気に根元まで突き立てた。

「あぁっ!!」

美月から瞬間的な叫びが上がる。章吾は小さく息を吐くと、動き始めた。…スピードを徐々に上げて行く…。

「はっ…ん!…ああっ!…あっ!…っ!!…うっ…!」

章吾の動きに合わせ、ゆらゆらと乳房が揺れる。彼は美月の首筋に唇を沿わせて、何度か軽く噛んだ。その度に、彼女の品のいい色のルージュを引いた唇は艶声を上げた。
美月は腰を少し浮かせ、章吾の動きに合わせて角度を探った。程なくその身体が大きくうねり、反り返った。

「…っ!!…あああっ!!」

絶頂を迎えたのか、悲鳴にも似た声を上げ、ぐったりとしてしまう。構わず章吾は更に攻める。…彼の身体から吹き出した汗が、美月の胸に冷たく散った。

「…っ!…柏…木…さんっ…私…わた…し…っ!…」

激しく突き上げられ、美月はうわごとの様につぶやく…。その言葉は次第にまた、喘ぎ声に変わって行った。…章吾はたまらなくなって、彼女に口付けをした。

「んんっ…くっ!…ん…」

口を塞がれても尚止まらぬ彼の動きに、切ない声が漏れる…。美月の閉じられた瞳からは、一筋の涙が流れ落ちていた…。

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家出少女 シャンパンと一本の薔薇 1

第1話:別れ話

もう…終わりなんだあ…。
美月は全裸のままぼんやりと考えていた。快楽の後のけだるさであまり頭は回らなかったが、彼がいる浴室の音だけはやけに鮮明に聞こえていた。

「どうしても…由美が本命なんだ。お前は選んでやれない。それでも付き合うんだったら…セフレとしてだ。」

彼、柏木章吾は彼女がいることを知られた時、こう断言した。それでも好きだったから、美月は関係を続けていた。だから、本命で遠距離恋愛中の由美が妊娠するまで、現実を見てはいなかった。けれども今日、彼が婚約したと聞いたとき、覚悟を決めなければならないことを知った。

「もう、会いに来てくれないんですか?」

美月は頭を拭きながらベッドに戻ってきた章吾に聞いた。タオルの中の章吾の顔は、さっと曇ったが、すげなく答えた。

「そうだな…。異動もあったりしていろいろと忙しいし。もう一回ぐらいかな。その後は、籍入れて結婚しちまうし…さよならだな。」

近づいて来た章吾にキスをねだる。

「なんだよ。そんなに俺がいいのか?」

小さく笑いながら唇を重ねる。左手は美月を抱きかかえ、右手は乳房を揉みしだく。さくらんぼのようになった乳首を指先でくりくりと弄ばれ、美月は思わず声を漏らす…。
  
「またやらせる気か?そんなに欲しい?」

甘いため息を付いて、目をつぶったままうなずく。章吾はゆっくりと彼女をベッドへ沈み込ませ、唇を乳首に這わせた。

「はっ…あ…」

ぞくぞくっと感じて息がもれる。章吾の右手はするすると太ももに辿り着く…。

東条美月は22歳。どちらかというと恋愛には疎い方だった。地元を離れて短大に入り、恋人ができたものの、相性が合わずにすぐ別れた。そのまま就職した先で会った五歳上で上司の柏木章吾に誘われるまま寝たのだが、そこで初めての絶頂を体験したのだった。それ以来、美月は章吾に惹かれ、関係を続けていた。
「はあ…」

退社後、一駅先のお気に入りの喫茶店で美月は深いため息をついた。そこへ、ボーイが注文を聞きに来た。

「あれ?東条先輩。今日は元気ないっすね。…ご注文は?」

顔を覗き込むようにして話しかけてきたボーイは、彼女の高校時代のクラブの後輩、坂本京介だった。

「ホット。あ、アメリカンにしてちょうだいね。」

美月は背もたれに伸びをしてもたれながら言った。

「かしこまりました。」

京介は丁寧に言うと、水を置いて去って行った。高校時代は器械体操部で、1学年下の彼とは他の部員と共に総体連覇を目指した仲だった。気さくな感じの話し上手な少年で、端正な顔とスラッと伸びた手足、バランスのいい筋肉を持つ京介は女子の間でも人気者だった。練習時間にはちょっとした人だかりが出来た程だった。
先に卒業した彼女が4年後、同じ都市の大学に進学して、バイトをしている彼と偶然会ったのがこの喫茶店だった。それから約半年、困ったことや悩み事があるとついここを訪れるのが彼女の定番になっていた。
コーヒーはその日もいつもと変わりなく、適度に苦味があって、一日働いた身体にじんわりとしみ入るようだった。

「で、どうしたの?彼氏とけんかでもした?」

京介がウォーターピッチャーを持って来て、水を足しながら聞いた。

「うん…別れることになった…」
「マジで?」

京介は改めて美月の顔を正面から見た。同郷のよしみからか自然に携帯の番号を交換し、話をし合うようになっている仲だ。美月にとって彼はあくまで後輩のままだった。自分の悩み事や愚痴、将来の夢等を飽きもせず聞いてくれるので、つい捕まえては話をしている。もちろんその度に夕食を奢ったり彼の進路の相談に乗るなど、気を遣ってはいた。

「や…あの、私見栄張ってたけど…実は彼って、ちゃんとした彼じゃないんだよね…。」
「それって…何?」

京介は困惑した様子で立っている。手にしているピッチャーの露が一滴、ポタリとテーブルに落ちた。
美月はふうっとため息を付き、京介に聞いた。

「ごめん、坂本君。今日用事ない?何時上がり?」
「8時上がりで、後はフリーだけど…」
「奢るからさ、いつものバーガーショップにそのくらいの時間に来てよ。」

美月は京介に拝むように手を向け、片目をつぶった。

   
    
 
さっきから京介は黙々とハンバーガーを食べている。その正面に座った美月が、食べかけのポテトを手に眺めている。

「よく食べるね~。今日はまかないナシなの?」
「うん。ちょっと中途半端なラストだったからね。腹減ってた。」

京介はLサイズのジュースを飲み干した。

「で、さっきの話…どういう事なのさ。」

話を振られて、美月はギクリとした。そして少しポテトをかじってから、おずおずと口を開いた。

「…今まで私、『彼氏がいる』ことにしてたんだけど…じ…実は彼にとって、私は遊びで…ね。」
「?…遊び?」

京介は意外そうな顔をした。

「…私、最初の彼でトラウマが出来ちゃって、本気の恋が怖くて…でも、私の方は今の人の事を…柏木さんっていうんだけど、…好きなの。」

美月は下を向いてボソボソと喋った。

「私が最初、いい感じかな~と思ってたら誘ってくれて。彼女がいるって知った時は別れようかと思ったけど、仕事もきっちり教えてくれるし、信頼出来る人で…そのままお付き合いが続いて1年くらいなの。でも彼女が妊娠したから…元々うちの会社の名古屋本社からこっちに応援で来てた人だし、この際本社に帰って結婚することになったんだって。…だから、もう別れるの。」

美月は正直に話した。京介は真剣な顔で黙って聞いていた。その整った顔が、自分をじっと見つめていることに気が付いて、美月は一瞬、ドキッとした。

「先輩はどうなの?それでいいの?」
「いいも何も…そりゃ寂しいけど、仕方ないかなあって…」
「何かムカつくね、その人。すごく勝手な人じゃん。先輩だって…どうしてそんな男に惚れちゃうの?」
「そうなんだけど…一応ちゃんとした人で、私の事も考えてくれてて必ず避妊もしてくれるし…って、あ!」

美月は赤くなって両手で顔を覆った。

「やっぱり聞かなかったことにしてくれない?」
「無理。」

京介は少し不機嫌そうに、ふいっと窓の外を見た。ネオンが、眠らない街を演出するかのように煌いている。

「だよね…ごめん。」

美月は両手をパタンっと膝に落とし、しょんぼりして水っぽくなってしまったジュースを飲んだ。京介は向き直り、

「ま、とにかく、先輩の気持ち次第だけど、別れるんならきちんと別れなよ。泥沼になっても俺は知らないよ。」

と、ぶっきらぼうに言った。彼女はさらに小さくなって、

「…はい…。」

と答えた。それを見た京介は、流石にまずいと思ったのか、ごそごそと財布から千円札を出した。

「ごめん先輩、キツかった?…それに、食い過ぎたから半分払うよ。」
「そんな、いいのに…って、こんな時間?!」

美月は店の時計に目をやり立ち上がった。9時半だった。

「誘っといてごめん。私、明日の資料まだ準備してなくて。帰るね。」
「何?データ持ち帰りってやつ?いっけないんだ~。」
「大丈夫大丈夫。またね。」

バタバタと店を去る美月を眺めながら、京介はポテトを口にした。トレイの上には、美月が忘れて帰った千円札が空調の風に吹かれて動いている。

「…もしかして、チャンス到来?」

彼はソファにもたれ、店のスピーカーから流れるナンバーに聞き入った。

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 9

下の兄と離れ離れになるのは辛いけど‥学校が休みになれば‥卒業すれば帰れる!
高校からの推薦書を貰い‥両親からも渋々承諾を得たランは‥一路アメリカと渡る。
都会の生活に瞳を輝かせながら‥大学生活をエンジョイするラン。‥でも‥海近くで生まれ育ったランは、海が恋しくなり‥近くの海によく出かけていた。そんな時に一人の女性と偶然‥出会う‥彼女の名はフェロニィ。海の仕事をするフェロニィの話を瞳を輝かせて聞くラン。
ランの一族は代々海での仕事をこなし続けているが‥漁業であり‥ランは地味に想っていた‥だが‥‥同じ海の仕事でも‥フェロニィの仕事は海難救助であり‥何となく都会的で‥‥単純に‥‥好い!‥と想い始めるラン。体験入隊を懇願するランにフェロニィは承諾をする。
‥実は‥フェロニィはランをずいぶん前から視ていて‥巣潜りの素質があると見ていた‥
‥それを隊長のボムに‥報告をしていた。海難救助は命の危険に晒される仕事でもあり‥‥‥最近‥隊員の一人が怪我をした。怪我の隊員は復帰はしたが‥病み上がりで体調を崩す
その隊員の補助としてボムは‥ランの体験入隊を許可しながらも‥正規の試験と新入隊員の訓練も受けさせた。‥見事合格!‥

「すごいわ!彼女‥訓練でも優秀の域に達している!」

ランの試験結果と訓練記録を視て舌を巻くフェロニィ。
ボムの居る中隊に配属が決まる。

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 8

「お兄ちゃん!‥お兄ちゃん!‥お兄ちゃん!‥」

連呼するランも興奮度が高い!深呼吸してふたりは滝つぼの底へ沈み‥下の兄は腰のピストン運動を繰り返し‥快感増す!

「ラン‥後ろを向いて‥後ろから入れてアゲルよ!‥」

水面にまた顔出し‥下の兄が言う。

「うん!‥後ろから!‥入れて!‥‥‥‥‥!‥あッ!‥あああんん!‥お兄ちゃん!‥
ラン‥‥ラン‥‥もうダメかも!‥もうダメだよ!‥気持ち好過ぎるよ!‥ああお兄ちゃん!ああん!‥ああん!‥ああん!‥後ろも好い!好いよ!‥もっと‥もっと‥好い‥イイ!‥ゴボッ!ゴボッ!ゴボッ!ゴボッ!ゴボッ!‥ぷファ~~ァ!‥ああああ!ああああ!‥」

気持ち好さから顔を上げていられなくなるランは息を中途半端で吸っては潜るを繰り返す!それは下の兄も一緒で腰を動かすと身体が沈み息が苦しくなる。腰の動きを緩めて顔を水面へ息継ぎをしてを数回繰り返す。

結局ランと下の兄は滝つぼの底で無呼吸でする事になる。
ランは上半身を捻り下の兄に口付けを求める‥下の兄はランの背中にお腹を付ける様に‥
ランとの口付けをする。ランの言葉が唇を通して‥下の兄に伝わる‥

「お兄ちゃん!‥イク‥‥イク‥イク‥オマンコ‥イク!」

その言葉をでプツンする下の兄は熱い液をランの中に‥
たっぷりと射精してしまう。ランも目玉を上に向けてイってしまう。
水面に顔出した兄妹は疲れ切った表情で滝つぼの岸に向かってゆっくりと泳いでいく。
ランと下の兄は念願叶った事で‥以後‥時折‥肌を重ねる事になってしまう。

そんなランは学業でも優秀で、アメリカの大学へ進学を両親に希望をしていた。
ランは漁村の生活より‥煌びやかな都会の生活をしてみたいと、常日頃から想いっていた。

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 7

下の兄もランの腰の辺りで結わいている水着の紐を解き脱がして‥直接オマンコを弄りだす。
だが‥下の兄は息が苦しくなってくる‥ランは下の兄の体を押さえて動きを止めてから‥
さらにチンポの愛撫を強めていく。
ランの愛撫の快感に酔う下の兄!‥息の限界を超える‥程にランの愛撫は好かったが‥動けなくなる下の兄に‥ランは自分の息を口移しでアゲル!
その後、2人は水面に顔出すと息を大きく吸い込みランが言う

「ゴメンネ!お兄ちゃん‥息‥苦しかった?‥今度はランの中を気持ち好くして!」

滝つぼの底へ沈んで行く2人。
滝つぼの底でまた胡坐をする下の兄の腰に跨りながら‥ランはオマンコの中にチンポを‥
ゆっくりと入れていく。ランの口が
{お兄ちゃん!}
っと動き下の兄の目を見つめてくる。
スッポリ根元まで入ると‥ランは自分から腰を上下させたり‥前後に揺らしたりしてくる。ランは腰を動かしながらも上半身を後ろに反らしたり‥口を大きく開けたり閉じたりして‥下の兄へ気持ち好さを伝えてくる。ランの仕草に刺激を受ける下の兄は‥ランの腰の動きに併せて‥下から腰を突き上げてくる。ランの悶え方が激しくなってくる‥ランは大きく口を‥開くと‥ランの上顎を‥沿うように息の塊である気泡がボコッ!ボコッ!っと多列に並んで出てきて‥
「あ~~!‥あ~~!‥あ~~!」
と喘ぎ声を出してくる。それを見て下の兄の興奮度が急上昇していく。
{ラン‥気持ち好いかい?‥気持ち好いよネ!‥お兄ちゃんも‥ランのオマンコ‥気持ち好いよ!}
下の兄は体勢を変えてくる‥ランの身体を滝つぼの底に仰向けにして‥ランの身体を押さえつけて動かない様に固定すると‥腰を速く動かす!ランの喘ぎ声がさらに

「ああああッ!ああああッ!ああああッ!」

に変化してくる。腰を速く動かした分‥下の兄は息切れが速くなってきて‥水面にランを連れて浮上する。

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 6

後を追う下の兄は川の分岐点でランを捕まえる。
ランは逃げるのを止めて下の兄の唇を指でクルリと一周撫で回す。
下の兄の唇に自分の唇をチョンと軽く触りながら分岐点の川幅が‥狭い方の川へ後ろに下がり誘導していく。
2人で一緒に息を吸い込み川へ潜る‥ふたりは‥抱き合いながら‥キスをしながら‥川の流れに流されていく!その川の流れの先には‥‥!小さな落差の滝がある。
4人の兄妹はウオータースライダーと呼んでいる場所で‥最後に‥滝つぼに落ちる。
ランと下の兄も川の水から身体が投げ出されて滝つぼに落ちていく!

滝つぼの底で下の兄は胡坐をすると‥ランは下の兄の腰に跨り‥ビキニトップの紐を解く!ランのおっぱいはBカップだが‥下の兄はそんな事どうでも良い‥掃除機の吸引の様に‥ランの乳首を交互に吸い込み愛撫していく。
ランは下を向いている下の兄の顔を強引に上に‥向けさせて唇にキスをする。離すと乳首の愛撫をせがむ。
その行為は数回続くと下の兄は‥ランの身体を持ち上げて‥水着の上から股間にキスをする。
川底にランを仰向けにしてからランのお尻を下から上に上げて水着の上からランのオマンコを舌で弄りだす。
下の兄は数回弄ると‥体を反転させて‥ランの顔の方へ自分の股間を持っていく‥ランは‥待ってましたと言う表情で下の兄の短パンをズラすとそそり立つチンポを口で咥える。

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 5

翌日、スクーターで二人乗りで山へ向かう。スクーターのバックミラーに映る下の兄の顔をずーっとバックミラーを後部座席から見てるラン。その視線に気が付きチラチラ見ながら‥運転をする下の兄は、今日はすごぶる機嫌が好い!スクーターを止めて少し上流の方へ歩いて行く途中‥ランは下の兄と久しぶりに手を繋いで歩いていく。2人の想いはひとつになれる!その想いでだんだんと心が満杯になっていく。
魚採りで無い事はランは解り切っていた‥が

「お兄ちゃん‥今日はどんな魚を採るの?」

「今日の魚は素手で捕まえて‥それで‥‥そ‥」

言葉が出ない下の兄にランげ続ける

「食べちゃうんでしょ!‥私が‥お兄ちゃんに‥!」

照れ笑いをする下の兄にランは笑顔で答える。ビニールバックに着ている服を入れ‥顔に
競泳用のゴーグルを付けて‥ビニールバックの空気を抜き下の兄が背負うとランの姿を見る普通のビキニを着てる事にちょっと残念な気分の下の兄は‥川の中に入っていく。
ランも一度川に肩まで浸かってから上半身を上げると‥下の兄が‥ええ~~!‥と言う顔に!ランの水着は透ける水着!じーっと見られると恥ずかしいランは

「競争よ!あそこまで」

川の流れに逆らって‥上流の方へ潜って泳いでいくラン。少し遅れをとってから泳ぐ下の兄!
下の兄は体は細く泳ぐのは速い!
この家系は父は腕力と肺活量があり!母は泳ぎと足が速いそれぞれの長所を4人の兄妹が進化をさせて受け継いでいる。先行するランにみるみると‥追いついてくる下の兄。
追い付いて来た下の兄を認めると‥ランはバタ足泳法から平泳ぎに変えてくる。
大きく股を開くランの股間を見る下の兄は‥うっすらと見えるランのオマンコ!
俄然!追い付き捕まえたくなる下の兄はスピードをあげて‥ランの腰を掴む‥ランは水面に顔出し‥川底に足を着き立ち上げる。
下の兄の手を解き‥川の中を走って逃げ出す!

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 4

下の兄が覗いているのを‥遂に見つけてしまう。その晩!ランは下の兄に告げると‥下の兄は知らない振りをする。ランは

「お兄ちゃんとしても‥好いよ!‥ううん‥してみたい!」

唖然とする下の兄!体を反転させてランに背中を見せて頭を垂れる下の兄。でもランは‥‥下の兄の背中にワザと自分のおっぱいを解る様に押し付ける。上下左右に揺らしてからランは下の兄の顔の左側から顔を覗き込んでくる!

「お兄ちゃんとしたいの!ランはお兄ちゃんを気持ち好くしてあげたいから‥練習を重ねてたんだよ!」

とランが言う。下の兄は顔を‥ランの方へ首を回すと‥妹ではない‥妹の名を着た女が居る‥妖しい中に妖艶な女が見てる。
妹のランは女のランとして下の兄を見てる。その眼差しは下の兄の胃から下腹部までを‥
電気が走った様にチリチリと痛む感覚!‥下の兄は女のランに心底‥惚れてしまった!

「明日!‥川へ‥魚を‥採りに行こう!」

絞り出た下の兄の言葉にランは笑顔で答える

「行くぅ!一緒に行くぅ!」

‥‥その深夜‥‥眠れない下の兄!両親が一部屋!上の兄が‥同じく一部屋!下の兄は妹2人と一部屋!直ぐ隣で下の兄の方を向いて寝てるランが居る寝顔のランは下の兄にとって可愛さ抜群であり‥ランの寝顔を見ながら‥一人荒い息を吐くランも下の兄が自分の寝顔を見てオナニーをしているのに気が付いているが、知らない振り
下の兄が大好きなランはワザと兄の方を向いて寝る。
{お兄ちゃん!今日も私の寝顔を見て気持ち好くなってね!‥いつか‥絶対‥お兄ちゃんをもっと気持ち好くして‥アゲル!}
ランは下の兄とセックスをして‥自分もお兄ちゃんを愛している事を知って欲しい‥‥
ランも実は眠れないでいた。下の兄は今日はオナニーをしなかった。したいと想わなかった。

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 3

小さな布で前後を隠し‥上はTシャツの下半分を切った胸の下までのTシャツ‥これで十分若大将を魅了出来る。海底の岩の間を縫うように泳ぐランだが‥若大将に掴めえて欲しくて泳ぐスピードをワザと緩める。ランを捕まえた若大将の手はTシャツの下から入りランのおっぱいを鷲掴みにして‥反対側の手はランの股間に宛がう。そんな時のランは若大将の唇にキスの嵐をする。お互いの水着を脱がすと‥海底に沈んで行きながらも‥お互いの性器を弄りあう若大将とラン。若大将のチンポを楽しそうに愛撫するラン‥時折チンポを咥えたまま大きく口を開き‥

「あッ!‥うッウゥゥ~~ン!」

と喘ぎながら息を海中に吐き出すラン。
そして2人は海中で第一ラウンドを迎える。若大将の腰に跨るランは息の続く限り腰を‥
上下に動かしながら‥時に前後に動かすと‥若大将が下からチンポを突き上げてくる。
若大将の顔を両手で挟みながらクルクルと撫で回し‥その手が髪の毛に入ると‥ギュウっと
髪の毛を強く掴んで‥ランのオマンコの中にある若大将のチンポの気持ち好さを表現してくる広い!広い!海中の中で‥波の揺らぎをベット代わりにして海中セックスが続けられる。
広い海中のどこまでも届けと言わんばかりに‥ランの喘ぎ声が

「あん!‥あん!‥あん!‥あ~うッん!‥あ~うッん!‥うッうゥゥ~~ん!‥あああああ~~!」

と、響き渡る!
その喘ぎ声を聞き分けた男が岩影から覗いている。ランの下の兄である。実はランが大好き妹のセックスシーンを若大将がランの中に射精するまで覗き込んでいる下の兄。‥下の兄は‥もっと近くで見たい!欲求にかられて移動する。その移動した場所に‥ちょうどさんご礁が‥邪魔で観ずらかったので頭をさんご礁から出した時にランに見られてしまう。

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 2

事情を知った上の兄は‥

「あのガキに文句を言ってきてヤル!」

下の妹と一緒に駆け出す。
ランは下の兄に肩を貸して家に帰る。そんな腕力が乏しい下の兄にランはファーストキス
プレゼントする。

「そんな事はとっておけ」

と下の兄は言うと、ランは拗ねた顔をして‥

「いいもん!私‥下のお兄ちゃん大好きだから!」

二度も下の兄の唇にキスをするラン。

ランも高校生になると、恋人が出来る‥相手は隣村の悪ガキ大将である、ランの事が一番好きでありながらも‥好きと言えなかった悪ガキ大将!ランの恋人が悪ガキ大将になった訳は‥ランと妹が海で巣潜りで‥貝を採っていた時に‥近くの漁船が釣りをしていた。その釣り針がランの着ていたTシャツに引っ掛かり‥そのまま引き摺られて‥網の中へ入ってしまう!
網の中でもがくラン!妹は海面に顔出し‥助けを求める‥そこに悪ガキ大将が操るボートが‥通りかかる。ランの一大事に躍起になる悪ガキ大将‥力自慢で網を破りランを救出する。
ランはお礼に悪ガキ大将の唇にキスをする‥‥その時から悪ガキが影を潜め‥若大将に変わるそしてランは普通の女の子が歩む性の初体験をする。2人はボートの上で照りつける太陽の下‥愛を育む。一緒の潜水競争をから始まるふたりの愛の時間。ランの水着はお手製の水着。

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家出少女 水中苦行Lady12   ラン編 1

アジアのある漁村で巣潜り漁で生計を立てている一族が居る。
驚異的な肺活量を持つ父の遺伝を受け継いだ娘が生まれる。娘の名はラン。
身長は163cmだが、胴回りは厚く‥肺活量が大きい‥が、おっぱいは、その分Bカップである。

漁村では、ランの潜水時の無呼吸時間は父の次位と長く‥よく父の手伝いをしていた。
父とランが海に潜り‥海に仕掛けた網へ魚を追い込んでいく‥追い込み漁や貝などを採ったりゴム発射式のモリや水中銃で特定の一匹を仕留める‥スピアフィッシュングで漁を行っていた。
ランには2人の兄と妹が居る。下の兄とは仲が好い。下の兄と2人の妹は海に泳ぎに出かけるランは海で無呼吸の潜水勝負を挑まれる‥結果は‥ランとの無呼吸の潜水勝負に負けた事でプライドが傷つけられた‥隣村の悪ガキ大将は妹のランをイジメる‥喧嘩では悪ガキ大将に勝てない事を知っている下の兄は‥妹たちの前で仁王立ちで‥無抵抗で庇い続けた。
悪ガキ大将に殴られて鼻血を出し、唇が切れて血が出ても、腹蹴られても‥兄は庇い続けた。

「お兄ちゃんが死んじゃう‥止めてよ!」

頃合を見つけて下の妹を逃がしたラン
下の妹は漁村一足の速い妹で‥上の兄を呼びに家へ急行!下の妹と駆け出し助けに行く‥上の兄は‥?
父と小さい頃より漁師をやっていた関係で腕力は父を超えるが‥足は遅かった!‥下の妹は‥気転を利かせて‥未だに居ない上の兄に向かって

「こっち!お兄ちゃん!」

と曲がり角を利用して大声を張り上げる下の妹。悪ガキ大将の脳裏にランの上の兄の顔がおぼろげに浮び出し次第に迫力ある上の兄の顔が浮ぶと‥少し寒気を感じる‥息を切らせながら辿り着いた‥上の兄の視界には悪ガキ大将は居なく‥血を流しながらの弟と弟を介護している妹だけだった。

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家出少女 変態後の輪姦された告白 8

「「あ~ーッ」
鼻穴に入れるように強く亀頭で押しながら、後頭部を両手で押さえられ腰を使われた。背後のブ男は挟まれた両乳首の洗濯はさみを両手でつまみ、引っ張りながら腰を上下に使われた。泣き顔を覗きながら大量に膣中へ射精された。
つるつる男とは鼻穴でのセックスなのか。痛くて折られるようにペニスで擦られた。ついに4回連続‥白く濁った精液が私の鼻穴に片方づつ射出された。ツーンと苦しがり、鼻穴から口に入り口元から必死に吐き出した。
また、唇に亀頭を突き付け、私が嫌がると鼻穴に指を入れ鼻を上向きにする。私は嫌がり泣いて痛がった。
「カリを舐めてきれいにするんだ。言う事を聞かないと鼻をへし折るぞ」
鼻穴に指を押し込まれ、まだ勃起しているペニスを徹底的に舐めさせられた‥‥。
つるつる頭が大きな体を私からようやく退いた。

「さー、俺達全員の輪姦が始るぜ」
手錠と乳首の洗濯はさみは外され、仰向けに両手を頭上ベットに押さえられ、小太りの男がのしかかってきた。
私はここでオシッコが我慢できなくなっていた。
「待って、と、トイレに行かせて!」
それを言うと、足は2人に開かれ腿を抱えられ、細いパイプを尿道に挿入されたのです。
「痛い!痛ーーい!」
泣き叫ぶ私に、反対側のパイプを私の口に押し込み、仕方なく喉から尿を仕方なく全部飲まされてしまった。
何度も吐いた。勃起しているペニスを剥き出して男達は素ッ裸で私に襲いかかってきた。
「ああー怖い!堪忍してーー!」

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家出少女 変態後の輪姦された告白 7

生れて初めての性交なので凄く痛い。太いペニスが出入り時、男の恥肉で引っ張られている大陰唇を、押された時の痛さは張り裂けそうな痛みであった。つるつる男は激しく呻いてた。
「子供が出来ちゃう‥‥!」
精子を私の体内にいきなり出したのだ。肛門中の電動ドリルがようやく外されたが、つるつる男のヒクヒク巨根が、今度はアヌスに突っ込まれた。背の刺青の金赤・青の観音が踊った。(写真で見せられた)
「いやーー!嫌!いやーーー!」
私は切迫した声で喚いた。太く硬いものが肛門の中で激しく油送運動が繰り返されたのだ。
(お尻の中までひどいッ!)また激しいキスと鼻穴舐めと、乳揉みながらの激しいセックス。
そして続けての3度目の射精が始った。腸内への大量射精に全身真っ青に震上がった、
「痛―い、痛――い!嫌―――!嫌、嫌」

鼻フックがようやく外された。顔を近くでとっくりと見られた。肉ビラ・クリを挟んだのも外された。
「○○信用金庫にて何回か見てから、おま×こをやりたくなった」「また、大勢の男に犯されるのも見たい」
「手だけ後ろに縛った状態で背後から木内お前犯せ」
私は後手手錠されて上体だけが起こされ、後ろから運転手のブ男が膣に長く硬いいペニスを入れてきた。
前からつるつる頭が立ち上がり、精液まだ少し出ている。私の鼻をペニス亀頭で押してきた。

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紹介しちゃいます!!この前神待ちしてたら

同じ境遇???の子「+」q゜皿`*)≡発見!!

人見知りのひなでも…勇気を振り絞って声をかけちゃいましたww

じゃー家出少女っていうのが発覚して友達になっちゃいました!!

で、ブログしてるっていうからここでも紹介しちゃいます!

家出少女あさみの神待ち掲示板クリックwww(ブログが見れますよw)

あんまり見に来てくれてないみたいで…神様もきてくれてないみたい…

なので…ひなからも紹介してあげるって言ったので紹介しますbleah

みんなも見てあげてくださいwinknote お願いします!

神様になってもいいよって優しいかたはなってあげてwww

ヒナにもなってくれるんだったら待ってます!!!!!

あさみちゃんのブログ見てて勉強になったり…

同じだなぁって共感したりするんだぉね↑

↑↑Check↑↑Check↑↑Check↑↑Check↑↑Check↑↑Check↑↑

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家出少女 変態後の輪姦された告白 6

「痛――い!」
そのつるつる男が、わたしの体に上にのしかかってきた。多勢の男が周りで様子を眺めている。
初めて触れる黒く膨れた巨大ペニスに私は魂消て震えあがッた。
痛くて泣き叫ぶ私の鼻穴に片方ずつ、舌を差し入れるようにして舐めてきた。
乳首は洗濯はさみで挟まれた乳房を握り、乱暴に揉まれ長くて気持の悪いキスを、ゲーと吐き出すまでつるつる男の唾液を沢山飲まされた。
そして、つるつる男の勃起ペニスの亀頭が、私の唇に突きつけてきたのだ。
嫌がる私の鼻穴に2本指を入れられ、鼻を更に押し上げられた。
息が苦しく口を開けたら、巨大ペニスが中に入ってきたのです。
洗濯はさみで乳首を挟まれた両乳房を、つるつる男は強く揉み私の喉を何回も突いてきたのです。
殺されるほどの苦しさに私は何度も咳き込みました。
やがてドクドクと生温かい精液が口の中に溢れるほど出された。
(嫌―――あーーー!)
鼻にフックされた鼻穴を太い指2本突っ込まれ、無理に息できなくして、気味の悪い精液を全部飲まされてしまいました。
丸い道具(大陰唇を両側から洗濯はさみで挟まれ、引っ張られたた状態)はその侭痛い。
ペニスバイブは固定され責められた侭だが、ようやく抜かれた。コーラで汚れた膣中に、まだ硬く強勃起している巨大ペニスが捩じ込まれた。

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家出少女 変態後の輪姦された告白 5

洗濯はさみで挟まれた乳房にも、電マが何本かで責められる。
男達の表情には興奮の色が浮き立ち、私は大勢に嬲られるに心底から震え上がった。
クスコのかわりに太いペニス状の電動バイブを突っ込まれた。膣内を変な気持にされるまで責め続けられた。
泣き叫ぶ私の顔も、嫌な鼻穴舐め、それに脇下や足の指まで体中大勢の男に舐められ、1時間近く前後バイブをされたのです。
挿入した電動具キリは固定された侭、回ったまま私のアヌスを責め放しでした。
私の女体性反応なのか自然腰が反り返り、体液が沢山噴き出した。初めてイッたのだと思った。

そのとき、つるつる頭の背中に刺青した大きな男が、巨根ペニスを天に勃起したまま素ッ裸で部屋に入ってきた。
相撲取りの誰かの顔に似ている男だった。
私を嬲っていた男達は全員親分!と頭を下げ退いたのです。
つるつる男に、まず私の顎を掴まれた。そうして私の鼻フックされた顔をじっと見つめられた。
「いい女だな。俺の好みの女優田中美佐‥と良く似ている顔立ちだぜ」
「なんだ俺を見るその眼つきは!」
ぱしッ!ぱしッ!といきなり私は往復ビンタをされた。涙を流しているのにまた力一杯のビンタ。
そして鼻フックのゴム紐を強く引っ張りあげられた。

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家出少女 変態後の輪姦された告白 4

「痛い!い、痛ーーーいッ!」
激痛に声をあげた。
さらに直径25センチ位の丸い竹の両内側に3個づつ、真上に1個、強いバネ洗濯はさみが付けられた道具が、股間に置かれ肉ビラ(大陰唇)の両側6個、洗濯はさみを挟められた。肉ビラは引きあい大きく拡げられた。
真上の洗濯バサミでクリトリスまで挟まれたのだ。膣はクスコで拡げられたままだ。
「痛い!」
唸る私のクスコの中にコカコーラの小瓶が差し込まれた。
「ワーーーッ怖いッ!」
私は顔を激しく振った。
肛門にはゴム布を巻いた2センチ位の工具キリを強引に押し込まれた。
電動機スイッチを入れられると、アヌスの中で早く廻り始めた。
「助けて!嫌、嫌――ッ!」
コーラーは全部入れられ噴出した。コーラは2本目も入れられた。
私の小さな鼻穴を大きく上向きにされ、長く伸びた穴に男達が舌を入れてきた。
「あーーッ!嫌だ!やめて!」
何がなんだか分らないが、唾液でべとべとになるまでフック鼻穴が汚され、未経験のキスを大勢の男に舌を絡まられ、唇と舌を強く何人にも吸われた。クスコはようやく外された。

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家出少女 変態後の輪姦された告白 3

「いやー!嫌-っ」
泣き叫ぶが大勢の男達の力ではどうにもならない。
パンテイも取られた。両脚を大きく広げられて左右の手首に手足枷で固定されてしまった。
生れて初めて恥毛に覆われた肉びらが、上剥きに固定されビデオと写真を何枚も撮られた。
そして両乳首に洗濯はさみが挟まれた。
「痛い!痛い!こんなこと!」
これはただのレイブではない。恐ろしさに全身が震えあがる。
20歳前の処女の私が捕らえられ、何をするのだろう。何を‥‥不安が高まってくる。
クスコを膣に押し込まれた。もの凄く痛かった。膣を拡げたときに出血した。
「処女だぜ」
誰かが叫んだ。懐中電灯で照らし奥の子宮まで覗いた(あとで見せられた写真とビデオでわかった)。
穴開けボールが外された。しかし首輪が付けられ、輪の真後ろに付いた生ゴムの先に付いている、鉤を引っ張り私の両鼻穴に引っ掛けられたのだ。

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家出少女 変態後の輪姦された告白 2

連れ込まれたのは大きな屋敷なのです。知らない男達に襲われてここでレイブされるなんて‥‥。
ボールを噛まされ縛られた侭、玄関へ髭男に引き込まれると、5,6人の若い男が出てきた。
「助けて!」
顔を振って泣き叫ぶが、穴開きボールのためにオーオーとしか声が出ない。
靴を脱がされ広い廊下の右側の部屋に連れ込まれた。シャンデリアと幾つかのライトが煌々とした明るさなのです。

その部屋は大きなベット(なぜか緑色の厚いビニールが敷かれてあった)が置かれている20畳位の洋間でした。
部屋にいた背の高い男2人が、ビデオで私を撮りはじめた。
両手は解かれたが、10人からの男達に突堅どんにされながら、ブラウス、スカート、シミーズ、ストッキングも脱がされ、
ばんざいをされられブラジャーを剥ぎ取られると、胸のきれいな膨らみ紡錘形が剥きだされた。
パンテイだけにされてベットに仰向けに押し倒されたのです。両手首が左右に広げられ、それぞれ紐でベットの脚で括られた。

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